余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

血だらけの

2020-12-30 23:27:08 | リンゴのいろ(短歌)
血だらけの
腕をだしたぼくの疎外
一期一会の
花は乱れて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧がはれ

2020-12-30 23:23:33 | リンゴのいろ(短歌)
霧がはれ
恍惚のよう呼吸する
瞬間にうつる
猫に恋した
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

優しくなりたいな

2020-12-29 22:14:56 | 花弁の詩
さるマネをしながら歩いている
ベンチにすわってウキウキと
春のそよ風がさわやかに
冬に去っていったあの人
あの人が青空に浮かんだ
おさるは赤いお尻をなでる
短い毛をなでる
思い出し笑いを照れ臭く
おさるの頬はお尻の色
あの人に会いたいな
あの人をひっかいちゃったんだ
だから去っていったんだ
もう一度会いたいな
一目だけでも
嫌われちゃったかな
僕のお尻のせいかな
春の花が風で揺れている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メレンコリア

2020-12-29 22:11:56 | 花弁の詩
人の言葉を借りて歌う
切ない瞳は薄ブルー
冷たい唇は薄ピンク
なびく髪は戦いの色
孤独の花が淡い光に照らされている
傍には待宵草が輝き
いつかの秋を夢に見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空色

2020-12-29 22:07:19 | 花弁の詩
この世界はきっと空色
綺麗だね
悲しいね
あの時の空の色
君の笑顔
君の泣き顔
ふたりの伸びた影
綺麗だね
とても
空色になる物語

後悔などしていない
走り続けた道だから
誰にも教えてあげない
僕の辿ってきた忘却の道
きっと誰も信じない
ドラマチックな空の色
この傷痕も
願いが空に響いている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする