栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

高速道路のSAが販売拠点に変わりだした。

2010-04-14 22:30:27 | 視点
 最近、高速道路のサービスエリア(SA)が面白い。
おやっと思うものを見つけたり、レストランが変わったり、メニューも充実してきた。
 人も増えている。
それには土日祝日の1000円高速の恩恵もあるのだろうが、もう一つの側面は高速道路利用者だけでなく一般道利用者にもSAを開放したことがあるだろう。
特に特徴があるレストランは一般道からの利用者が確実に増えているようだ。

 来店客が増えれば店の方はさらに変わる。
従来のようにドライブ関連グッズだけでなく女性客を意識したものを多く置きだした。

店内の商品陳列にも工夫が見られ出した。
販売商品にも特色を持たせ出している。
もちろん、どこのSAでもそうなっているわけではないが、売り上げが伸びているSAは間違いなくそうなっている。

 写真(一番上と一番下)の商品は中国自動車道の美東SAで見かけた「だんご」だ。
ショーケース1台をだんごがズラリと占めていた。
その数の多さに思わず見とれたが、中でも目を引いたのは苺大福と生チョコだんご。
 生チョコはだんごの中に生チョコを入れたものだが、だんごという和菓子に洋菓子の生チョコを組み合わせたところが面白く、つい買ってしまった。
といっても1本(150円)だけだが。

 それとなく見ていると、お持ち帰りケースに何本かを入れて買っていく女性達もいた。
 1本1本をラップでくるんだこと、見た目の可愛さ、和洋の組み合わせの面白さなどで、これは案外売れるのではと思った。
 最近は和菓子、洋菓子の範疇を超え、和洋を組み合わせた商品が様々な分野で増えているが、既成概念に捕らわれない面白い商品づくりがヒット商品を生み出すに違いない。

 そうそう、生チョコだんご。それ程甘くもなく、案外あっさりしていて結構おいしかった。