親ばか写真館のインデックスに使っていただいている栗之介の写真です。我が家の庭で、１歳ころの春の日。前の年の今頃に植えておいたパンジーやビオラが美しく咲き乱れ、真っ白でふわふわの栗之介がたわむれる姿をうっとりと眺めながら、この平穏が永遠に続くように思っていました。
最近の庭は、もう見る影もありません。去年の秋以降栗之介がだんだん具合が悪くなり、お花を植える気にもなれなかったのです。特に冬場は、栗之介と恵之介ふたりでひどい腸炎になり、お庭はお花を楽しむ場ではなく、悲惨な○○便の排泄場でしかありませんでした。夜中に何度も庭に出たがる栗之介を抱きしめ、隅の方に下ろして、よろよろしながら必死で用を足そうとする彼の側で、寒さに震えながら立ち尽くすとき、（しばしばその排泄物には血が多く混じっていたこともあって）そこは果てしなく暗い恐ろしいところにすら見えました。
幸い、３月にはいって、いい獣医さんがみつかり、処方食による完全食事療法でこの腸炎も急速に回復し、初夏を迎えました。しかし、ほっとしたのもつかの間・・・・・３年前からわずらっていた心臓病（僧帽弁閉鎖不全症）が栗之介をお空に連れて行きました。
今年はまたビオラを沢山植えて明るい庭を取り戻し、栗之介がお空から遊びに降りてきてくれるようにしなければと思います。
