今日から9月である。
長かった夏休みも終わって
いよいよユーウツな新学期の始まりである。
みんな夏休みの宿題は出来たのだろうか。
面倒臭いことを後回しにして遊び呆けていた子供たちは
後悔しながら泣きの涙で机に向かったと思う。
いや、新学期が始まったいまも
おそらく必死で宿題に追われてる子供もいるはずだ。
オジサンがそうだったからよくわかる。(笑)
宿題が出来なかったからと言って許してもらえる訳ではなく
先生に叱られながら授業後も教室に居残って
夏休みのドリルをやらされた情けない過去を思い出す。
先日、毎日新聞のコラムに「衝撃的」な記事があった。
夏休みの宿題を後回しする傾向が強かった子供たちのその後を
行動経済学の観点から調査・分析したリポートで
大人になってからの生活習慣や消費行動について統計をとっている。
①借金をつくりやすい
②肥満になりがち
③喫煙と飲酒の習慣がある
④ギャンブルを好む
うーん、これってまんま俺のことじゃないかよ!(笑)
さっさとやるべき宿題を後回しにするのは
要するに将来に待つ苦労や負担を直視するのを避け
目先の欲望や安楽を選びたがる心理であり
自滅への道と説いている。
宿題「後回し派」の代表選手だったわが身を顧みながら
後悔先に立たずという言葉を痛感した。
ガランとした夏休みの校舎に
再び子供たちの元気な歓声がひびく新学期。
子供たちの自殺が最も多いのもやはりこの時期だと言う。
実際、痛ましい「いじめ事件」が発覚するのも
クラスメートと再会する新学期に集中し
そのプレッシャーたるや想像以上のものがあるのだろうう。
宿題なんかやらなくてもいい。
学校へ行くのがイヤなら行かなくたっていい。
いじめるやつがいたら無視すればいい。
長い人生から見ればどっちも大した問題ではないし
やがては過ぎ去ってしまうのだから。
と偉そうなことを言いながら
オジサンは終わりのない「人生の宿題」に
今も苦しんでいるのである。
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