昨日、仕事をしながら何気なくテレビをつけると・・・
「徹子の部屋」に女優の酒井和歌子さんが出ていて思わず胸がときめいた。
番組は終わりがけで5分ほどしか見られなかったが・・・
わが青春のアイドルである。
追っかけこそしなかったが部屋にポスターを貼って随分ときめいた。
とにかく笑顔が素敵な可愛らしい女優さんだった。
確か私より4、5歳年上の筈だが、今も清楚で品があって容色に衰えはない。
セーラー服姿がまぶしいほどに可愛らしい。
東京の目白学園女子短大の出身と言うからまぎれもないお嬢様である。
血液型はB型、左利き。四歳の頃に劇団「若草」に入団してドラマなどに出演して来た。
うーん、可愛い!
女優業の傍ら、少女雑誌のモデルでも引っ張りだこだった。
今で言う「グラビアアイドル」だろうか。
1964年に東宝に入社し、内藤洋子とともに青春スターとしてデビュー。
ただ、内藤洋子に比べるとちょっと地味で控え目なイメージがあって助演が多かった。
その後、夏木陽介主演の「これが青春だ!」や
加山雄三の「若大将シリーズ」に抜擢され清純派女優の評価が高まる。
でも、私にとって忘れられない映画は・・・
1968年の恩地日出夫監督作品「めぐりあい」である。
酒井和歌子の初主演作、相手役もデビューして間もない黒沢年男。
当時、ニキビ面の生意気盛りの中学生だった私は
名古屋の場末の映画館でこの作品を観て激しい衝撃を受けた。
高度成長時代、川崎の工場地帯で暮らす自動車修理工と店員の恋愛映画だった。
ともに貧乏暮らしで家庭にも事情を抱える二人だったが
ひょんな出逢いから惹かれあうようになり、日曜日ごとにデートを重ねる。
ある日、会社のトラックを借りて海に泳ぎに行った帰り、ささいなことから喧嘩になる。
酒井は怒ってトラックの荷台に乗るのだが、そこに突然、土砂降りの雨。
車を停めた黒沢はも雨で滑りながら必死で荷台をよじのぼる。
そして、二人ともズブ濡れになって初めての口づけ・・・
他愛がない言えば他愛のない青春映画だったが
その雨の中の抱擁がなんとも激しく、せつなく、扇情的で忘れられない。
あの清純な酒井和歌子が!男と女とはこういうものか!
中学生の私は鼻の穴をふくらませながら茫然として映画館を後にした。
あれから40有余年・・・
酒井和歌子さんは今もテレビや舞台やCMで変わらず活躍しておられる。
確かに年はとられたが、あの頃の可愛らしさ、はじけるような笑顔は昔のままである。
今も独身とお聞きするが、ファンとしてはむしろ嬉しい!
私にとっては「永遠のアイドル」であり、青春そのものなのである。
残念ながら「めぐりあい」はなかったが、こんな映像があったので・・・
東京で二人(三田 明/酒井和歌子) 歌:青春太郎
ホント、可愛らしいでしょう!
三田明は邪魔だが、こんな素敵な笑顔の女優さんはいないと思うのである。
あっさりとしたお人柄のようですよ。それも好感が持てました。
酒井和歌子とくれば内藤洋子。
たしか、庄司薫の「赤ずきんちゃん気をつけて」に二人の名前が出てきました。
内藤洋子は「氷点」で脚光を浴びたけれど、お芝居のうまさとセンスでは、酒井和歌子ですよね!
三田明が邪魔?
わたし、最初に買ったレコードが三田明。
この映画は知らなかったなあ。見たくなった。
酒井和歌子と共通点があった!
B型で左利き。
……まろさんの夢をこわしたかしら。
あの時間に「徹子の部屋」を見ているのは有閑マダムか在宅フリーランスですよね。(笑)
三田明のファンだったとは意外や意外!
私も「美しい十代」は酔うと今でも口ずさんだりしますよ。
でも、あの映画の中では明らかに邪魔!どけよ!でした。(笑)
ヒガシ様もB型の左利きですか!
もう30年、いや40年早く知りあっていれば・・・(涙)
石立鉄男,樹木希林の「気まぐれ天使」の巴御前役を思い浮かべます。
個人的には大原麗子のほうが好きでしたが……。
「気まぐれ天使」「水もれ甲介」……、当時のドラマが懐かしい。
うーん、残念ながら「気まぐれ天使」は記憶にありません。
私の周囲にも大原麗子さんのファンは多いです!酒井さんの比ではありません(笑)
石立さんも大原さんも鬼籍に入られて、淋しい限りです。
あの頃のTVドラマの方が文句なく面白かったですね。