まろの公園ライフ

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じっと手を見る

2014年02月16日 | 日記

雪雲も去って
凍てつくブリザードも止んで
今朝はようやく穏やかな夜明けが戻ってきました。

ホッとするような朝焼けの空でした。
雪のせいではありませんが、この週末はちょっとブルーな気分でした。
いろいろ思うところあって、いろいろ悩むこともあって
ため息ばかりついていました。

そんな時、私は決まって自分の手を見る癖があります。
内省的になる時はついつい自分の手をじっと見つめてしまいます。
どういう心理なのでしょうか?(笑)

自分でも呆れるくらい無骨な手です。
スマートさのかけらもない節くれの野太い手です。
ともに60年の風雪を耐えて来た「愛すべき手」とも言えるかも知れません。

えー、いろいろ「悪さ」をした手でもあります。(笑)

ちなみに、これは息子の手です。
細く長くしなやかな指は、確かにピアニスト向きかも知れません。
但し、才能はそれとは別問題です。(笑)

これは彫刻家・高村光太郎の手です。
国立近代美術館の所蔵で実際に触ることも出来ます。
これはあきらかに芸術家の手で、並々ならぬ意志の強さを感じます。

それらに比べると、私の手は実に凡庸なものです。
指が太く短く、手のひらが大きく分厚いのが特徴でしょうか。
いつだったか女性に「仏様の手みたいですね」と言われたことがあります。
別の人には「宗教を始めてはどうですか」と
真顔ですすめられたことがあって、この時は驚きました。(笑)

人が自分の手を見つめる時はどういう心境なのでしょうか。
しみじみと喜びを噛みしめる・・・
などということもありますが、大抵は精神が不安定な時のようです。
啄木にこんな短歌がありました。

    はたらけど はたらけど猶 

    わが生活楽にならざり ぢっと手を見る (石川啄木)

確かに馬車馬のように働いている割には
ちっとも楽になりません。(笑)

手相的には「生命線」と「頭脳線」と「感情線」の3本が
異様に太くてハッキリしていて、これはちょっと珍しいのだそうです。
身勝手に解釈すれば・・・
生命力にあふれ、頭脳明晰で感情豊かと言うことでしょうか?(笑)

そう言えば昔、旅番組のロケハンで倉敷を訪ねた際
「倉敷の母」と呼ばれる占い師のバアサンに
「あんたは90歳まで生きる!」と太鼓判を押されたことがあります。
大喜びしたのですが、バアサンは間髪をいれず
「ただし、女性には気をつけなアカン!女難の相が出てる!」
と釘を刺されました。(笑)

皆さんは最近、自分の手をじっと見たことありますか?
気忙しい現代人はとてもそんな悠長な時間はないのでしょうが
たまにはいいものですよ。
よく「手は人なり」と言いますが・・・言わないかな(?)
ひょっとして、自分を見つめ直すいい機会になるかも知れません。

今日は久しぶりにいい天気になりそうですねえ。


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2 コメント

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Unknown (戸塚貴久子)
2014-02-16 10:50:01
それにしても、ごりっぱな手ですね~。
男性の手は大きい方がよく、女性はその逆の方が幸せになれると聞いたことがあります!
私も手が小さいんですよ~。
お互い、良かったですね!

生命線にびっっくり。
女難の相には気をつけて(笑)、奥様を大切に100歳まで長生きなさってくださいね!!
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おっしゃる通り (まろ)
2014-02-16 11:18:01
戸塚貴久子様
ただ大きいだけの不格好な手です。
戸塚様の白魚のような手とは比べようもありません。(笑)
確かに男性は手が大きい方がいいとか言いますが
わが人生を顧みれば、やはり迷信ではないでしょうか?(笑)

この歳になれば「女難の相」も消えたような気がします。(笑)
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