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まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

哀愁・男の背中編

2012年07月07日 | 日記

せっかくの七夕なのに朝からずっと雨である。
関西や九州地方は大雨らしいが東京はさほどではない。

せっかくの雨だから撮りためた写真をUPしてみる。
残念ながら女性は登場しない、すべて「オジサン」のバックショットである。
でも「男の背中」を見ると不思議な感慨がわく。
その人柄や乗り越えて来た人生の年輪についつい思いを馳せてしまう。



この人はいつも上半身裸だ。
見ての通りの筋肉質で全身に「無駄」というものがない。
信念の人だろうか、軟弱な若者を叱り飛ばすようなタイプかも知れない。
左手に腕時計、右手にブレスレッド、腰には携帯電話。
きっちり人生のスタイルも決まっている。



この人は思わず笑ってしまった。
例え帽子がわりでも、今どき手ぬぐいで「頬かむり」する人はかなり珍しい。
すれ違いざまだったので撮り損ねてしまったのだが
「ひょっとこ」のように手ぬぐいの端を鼻の下で結んでおられた。
ウケを狙ってのことだろうか・・・意図がよくわからない。

公園内にはバスケットゴールが数多く設置してある。
ただ、いつも若者ばかりでオジサンを見たのは初めてだった。
身のこなしは相当なものだし、実際、ボールもほとんどがネットに吸い込まれる。
失礼を承知でちょっと意地悪な言い方をすれば・・・
若かりし頃の「バスケ部」が人生唯一の「栄光」だったかも知れない。

公園のオジサンは頭部が薄くなった人がほとんどだが
この人は髪はフサフサ、と言うより年に似合わぬほどの長髪である。
やはり「芸術」関係の人だろうか。
テーブルにお茶のポットを置いていつも読書に耽っておられる。
ちょっと得体の知れない背中だ。

孫のお守りをするお爺ちゃん。
決してベタベタせず威厳のある背中で孫を見守っている。
腰に手を当てたポーズからして、会社時代はかなりのボストにおられた方と見た。

休憩所で前に坐ったロマンスグレイの紳士。
肩口にとまった「虫」がずっと気になって仕方がなかった。
声をかけてあげようと思って立ちあがると、虫は素早く飛び立った。

ギターをチューニング中の「忌野清志郎」風の人。
オジサンと呼ぶほどの年齢ではないのかも知れない。
しきりに「ため息」をついておられたが、何か悩みがあるのだろうか。

ジョギングの途中でいつもすれ違うオジイサン。
口を真一文字に結んで「孤高の人」という雰囲気を漂わせておられる。

逆にカウボーイハットのご陽気なオジサン。
いつも鼻歌まじりで、年に似合わぬ「チャラ男」ぶりがいい。

私の一番のお気に入りはこの「ハモニカおじさん」だ。
時々、見かけるだけだが、いつも高らかにハモニカを吹き鳴らしておられる。
「夕焼け小焼け」「ドラエモンの歌」「上海帰りのリル」「いい日旅立ち」゜故郷」・・・
とにかくレパートリーが豊富で、その哀調を帯びた音色に思わず聴き惚れてしまう。
いろいろな意味で「ハモニカ人生」なのだろうと思う。
一度話してみたいような気もするのだが・・・

七夕に降る無情の雨。
自分の背中はどんな風に見えているのだろうと思う。
見たいような見たくないような・・・
男の背中は長い人生の反映だから今さらジタバタしても仕方がないけれど
情けない背中にならないように「今」をちゃんと生きよう、などと思う。

このシリーズ、好評なら続けようかなあ・・・
それともやっぱり女性がいいかなあ・・・
心は千々に乱れるのであった。


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2 コメント

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好評 (雫石鉄也)
2012-07-07 15:31:44
少なくとも、私には好評です。続けることを希望します。
また、女性編も並行して、お願いします。
返信する
続行宣言 (まろ)
2012-07-07 16:00:24
雫石鉄也様
いつもありがとうございます。では「続行」したいと思います!(笑)
まあ、結局は、自分が面白いと思うことを書くしかないですねえ。
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