風は冷たいけれど快晴だった。
日陰のせいで開花が遅れていた公園内の梅林も
ここに来てようやく花が開いて来た。
春はもうすぐそこまで来ているけれど・・・
いろいろと心が痛むことが多い。
エジプトで熱気球事故に巻き込まれた日本人のご遺体が
昨夜、羽田空港に無言の帰国をした。
気球に乗りこむ事故直前の四人の姿がテレビで流れていたが
あまりに気の毒でちょっと正視に耐えなかった。
最近、本当に海外での日本人の事故や事件が多いと思う。
遺体に黙祷する空港職員の姿を見るたびにどうしようもなく心が痛む。
東京に大雪が降ったのは成人式の日だった。
この時も都会人にとっては結構な吹雪だったのだが
北海道の暴風雪は想像を超えるもので9人の方が犠牲になられた。
わが娘を必死に守りながら凍死されたお父さんの姿を想像すると言葉もない。
今どき冬山登山の遭難ならともかく
平和な町の中で「凍死」などということがあるとは・・・
猛烈な地吹雪と吹きだまりによる「ホワイトアウト」現象らしいが
雪は美しいと同時に怖ろしいものだと思い知らされた。
先日、公園のベンチが焼けた話はこのブログでもした。
ここを寝床にしていたホームレスのおじさんの失火だったらしいのだが・・・
その焦げたベンチが修繕されていた。
柱の焼け痕がまだ痛ましいが、あれ以来、おじさんの姿が見えなくなった。
火傷でもして入院したのか、いたたまれずに他所へ行ったのか・・・
なぜかずっと気になっている。
体育館にこんな垂れ幕が掲げられている。
IOCの評価委員が来日中でオリンピック誘致の機運が盛り上がっている。
個人的にはオリンビック誘致には疑問もあったのだが
最近、今の日本には大きな「イベント」が必要ではないかと思うようになった。
どうせなら東京だけでなく被災地でいくつかの競技をやったらいい。
そうすれば復興のスピードは格段にアップするし被災者の皆さんの希望にもつながる。
とにかく国が一丸となって被災地を盛り上げる努力が必要だと思う。
その体育館の一角に小さなカフェがある。
地元のNPOが運営する施設で障害者の人たちが働く場になっている。
値段は安いし、接客もよくて、とても気持ちのいい店だ。
こういう店がドンドン増えていったらいいと思う。
この体育館でも障害者の人たちのバスケットをよくやっている。
障害者アスリートの身体能力の素晴らしさには本当に目を見張るものがある。
パラリンピックにもっともっとスポットが当たって欲しいと思う。
パラリンピックは決してオリンピックの添え物ではないのだから・・・
そんなことをツラツラと考えながら缶コーヒーで一服。
今週末には本格的な春が来ると言うけれど、本当だろうか・・・