まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

スプリング・ハズ・カム

2013年03月02日 | 日記

春一番が吹きました。
それもかなり強烈な春一番でした。

強風が砂塵を巻き上げて遠くが霞んで見えます。
中国から飛んで来る「PM2.5」とやらも混じっているのでしょうか。
でも、待ちに待った弥生、三月です。

三月と言えば「東日本大震災」からもう二年ですね。
いや、まだ二年と言うべきか・・・
人間の記憶というのはつくづく頼りないものだと思いますね。
あれほどの「悲惨」をもう時々忘れているんですから・・・

写真ではわからないでしょうが
公園のケヤキの大木が風で激しく揺れています。
そうそう、三月と言えば関西人は「お水とり」を思い出します。

奈良・東大寺二月堂の「お水とり」です。
関西に春の到来を告げる風物詩として知られています。
私は一時期、奈良にも住んでいましたからこの年中行事が始まると
「ああ、春が着たなあ・・・」と心底うれしくなります。
夜の闇を彩る豪壮な松明の灯りはまさに幽玄の世界を思わせます。

足元の枯れ葉が風に吹き寄せられて来ます。



強風に翻弄される枯れ葉を見ていると
ちょっとわが身と重なり合って、面白いような悲しいような・・・



おお、空高く舞い上がりました。

体育着の女子高生たちが
賑やかに笑いさんざめきながら過ぎて行きます。
何の脈絡もなく中学の英語のリーダーの一節を思い出しました。

   スプリング ハズ カム  ウィンター イズ オーバー

このまま春になってくれたらいいのですが
今日からは「寒の戻り」でまた冷え込むようです。
三寒四温とはよく言ったもので
人生もそんな風にゆっくりと確実に春に近づくといいですねえ・・・