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くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

ガッカリの後のうれしい「発見」: 秋田なのに(!)砂場系そば「若竹」

2010年05月04日 | Weblog
天童の水車生蕎麦でさんざんガッカリさせられた我々が、桜と武家屋敷で有名な山形県の北隣、秋田県の角館へ。

大した距離ではないのだが、一部しか高速がなく、結局3時間以上かけて角館に着いたのは翌日。

途中、角館の手前で、といってもJR角館駅から国道を一直線に10分程南に下ったところにある蕎麦やに立ち寄る。ネットの口コミで知った「若竹」である。

秋田でありながら、と言っては失礼かもしれないが、砂場系の蕎麦が食べられるとおいうのだ。味覚はひとでそれぞれで、砂場系が南畝のもんじゃい!という人も少なくはあるまい。現に上京して初めてそれを口にした私は「なんだ、この醤油ガライだけの付け汁は! 江戸は所詮『東えびす』の住まう土地か」と蔑みなかばに驚いたものだが、何年もたてば、あの濃いー味に味わい深さを感ずるようになり、しばらく食べていなければ懐かしくもなる。

そんな砂場系を秋田で。口コミほど当てにならないものはない。現に水車生蕎麦も、美味いという人は少なくない。

百聞は一見に如かず、ならぬ一食に如かず。というわけで、かきあげ御前そばをいただく。

確かに、天の上げ方といい、あの、あの付け汁といい、砂場である。

麺はさらしなながらも食感がある。ツルツルだけの麺ではない。

うまい!

「ミスター味っ子」の味皇風に言えば、「うまい、うまいぞー」と口からビームを放つくらいにうまい!と思った。

しかも、秋田にあるということによって、なんだか余計にありがたく感じるといったら秋田の人に失礼だろうか?

でも、気になったのは、立地と客の入り。角館の中心地ならともかくも、そこからしばし離れた田舎で、いかに近くにイオンモールがあるとはいえ、立地が悪い。

しかも、あの土地柄で砂場系が果たして歓迎されるものか? 客の入りのよろしくない様子は、その点に関して示唆的ではないのか?

せめて、観光客の集まる角館の真ん中にでも。

ちなみに、角館の武家屋敷周辺では観光客の多いのにつけ込んで、ヒドイものを食わせる店がある。その最たるものの一つが、みそたんぽ。あんな不味いみそたんぽは初めて食べた。
焼き目も十分でなく、あたためただけのきりたんぽに味噌だれを塗っただけのもの。しかも、きりたんぽは明らかに手作りではない。食べればすぐにわかる。地元のスーパーで売っているものでも、あそこまではまずくない。角館の観光協会さん、あんな商売を許していると、そのうち客足が遠のくよ。とにかく「あぐら」はダメだ。

話をもとにもどすと、角館の武家屋敷周辺には他にもそばの名店があるから、それならば、いっそのこと秋田市内へ!

うまいそばだけに、しかしながら秋田人にはどうも受け入れられにくいようすだけに、何卒がんばってください、ご主人、女将さん!



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