くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

「産む機械」ならまだしも「産むだけの機械」

2007年04月21日 | Weblog
「バカ親」の続編。

先日の柳沢厚相の「産む機械」発言。私も柳沢氏の政治脳の小ささを非難したが、授業参観やPTAで声をひそめることもなくペラペラ、くちゃくちゃの母親どもを思い出して、こりゃヒトであっても、人間ではないなあと思ってみる。「産む生き物」か、まさに柳沢氏曰くの「産む機械」だ、ありゃ。

いや、「産むだけの機械」なのかもしれない。産んで満足に育てていないもの。授業参観で自分や他人様の子供の背後で状況を憚らずしゃべり続ける「機械」たち。それを見た子供はどう考えます。「なんちゅう大人たちだ!」と思う子もいるかもしれないけれど、中には「あれOKなんだ」と思ってしまう子もいるだろう。特にその「機械」たちの「製造物」たちは、まだ幼い。中学生とか高校生のように親をある種客観的かつ批判的に見る年ごろではない。親、教師は相当に絶対的な存在として眼に映る年齢だ。その子らを前にしてあのようなマナー違反の常識外れをするということは、子供を育てていない、100%譲ったとして、育てているとして十分ではないし、適正な育て方ではない。つまり、産んだあとは、放ったらかしか、それに近い状態。

「産むだけの機械」しかも、その機械自体が良質でないときているものだから、当然のことながら生産された「モノ」も良かろうはずがない。

しかもその無印不良品「機械」のメンテと「製造物」のQCが十分にできていないことがことを更に悪化させる。すなわち、家庭における夫、父親のプレゼンスの少なさ。中には「機械」の尻に敷かれてしまってチャップリンの映画状態の夫たちも。
「機械」に自家製の油さして、自家製の原材料放り込んで、それでおしまいかい、夫、父親の役目って? 

「産むだけの機械」に生産設備の管理やアフターケアが全然ダメな製造者。親にもPL法適用が必要かもしれない。犯罪者の親も何らかの処罰受けるとか。非行や問題行動に走った子供の親は何らかの罰則を受けるとかね。被害者への損害賠償も含めて。世が世なら、一族に凶状持ちを出せば、社会的な制裁を受け大変なことになり、反逆者や謀反人ともなれば豊臣秀次の例に見るまでもなく、族滅なんてことにもなる。前近代のむごい話と思っていたが、「産むだけの機械」たちが引き起こす負の連鎖反応の可能性と怖さを考えると、家族・血縁つながりの連座制って、結構合理的な考え方かもしれないなあと思ってもみるのだ。

血とか家系、家柄って怖いってことなんだな、要は。犬や猫や馬の場合は、血統というものを大ぴらに語るくせに、ヒトの場合はそれはタブー。「お前のところは兄貴もバカだった。血が悪いんだ!」などとテープにとられているとも知らずほざいた教師が昔いたが、それは現実問題問題にならないはずがない。一国の指導者が血の優劣をを平気でのたまうことができるのは、私が知っている限りではシンガポールくらいじゃないかな? ただ、結構皆さん、心のうちではそれに近いこと思ってるんじゃない?そして、それって結構正しいと思うんだけどねえ・・・。細木先生がよく、占いは統計学っていうけれど、統計的な裏付け結構取れちゃったりしてね。例えば東大生の家計とか家柄とか見たら、代々東大出なんてことあるでしょ?あれ偶然とは言い切れないよね。血と長年によって培われてきた家系・家柄が能力を形成する、ってあるんじゃない? 

ならば、社会的に有害な結果をもたらす危険性が否定できない「産むだけの機械」やその管理者、製造物に対して社会は、何らかの予防措置取らないに越したことないかもよ?、などと極論なんだろうけど、憲法的にもそれはできない話でもあるし。それになんたって、そんな予防措置法みたいなのができたら、私もその対象者だね、血も家系も家柄も、下々の下々たるド平民だから。

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