くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

終わりの始まり: 政界再編の序章

2012年12月31日 | Weblog
今回の総選挙はそういうことだったのではないでしょうか。

安倍政権、長期にはならない、なれないと予測します。内外情勢が流動的ななか、我が国において政権を長期に維持するのは容易ではありますまい。2年持てば?というのは悲観的すぎますでしょうか。

民主党はいわゆる”純化”できていません。たぶん、今後も難しいでしょう。離党、脱党、大惨敗の結果、党内の参院勢力の存在感が増しました。それはすなわち今後も輿石氏が一定の影響力を保持することを意味します。来夏の参院選の結果しだいではっそれがどうなるかはわかりませんが、少なくとも今後半年は、相変わらず政治的な毛色の違った連中の呉越同舟状態が続きます。しかも、新代表は海江田氏、あの。同氏を支持した面々を見れば、前代表野田氏や前原氏などとは政策志向の異なる方々が多いようですので、そうなると、党内の製材的路線対立はそのまま温存され続けます。

同党はいずれ、その姿すら事実上消してしまっても不思議ではないでしょう。

では、自民党は。安倍政権の終焉すなわち総選挙、政権交代とはならないかもしれませんし、そのようになると予測します。すなわち自民党から新たな首相が出てくるのでしょう。それが石破氏になるのか、年齢的にまさかとは思いますが麻生氏再登板なのか、あるいは別の人物なのかはわかりません。が、安倍政権瓦解というネガティブな事態を受けて政権を担うとなれば、それなりの国民受けが求められます。来年の参院選を無事乗り越えれば石破氏という可能性もあるでしょう。が、党内支持の弱い方ですので、自民党が窮すれば、”秘蔵っ子”を出してこざるを得ないなんてことにも。その時、その人物は固辞されるべきとは思いますけど。

民主もダメ、安倍自民もいずれおしまい、ということになれば、その直後ではなくとも、いずれ政界再編ということにならざるを得ないでしょう。が、そのとき、いわゆる「第三極(というマスコミのおかしな造語)」がどう絡むのでしょうか。維新? 維新は存続していても今の状態ではないかもしれないですね。やはり、あの組み合わせは無理があります。みんな? 絡むことは絡むんでしょうが、キーにはならないでしょう。生活、みらい? 並べてみて、やはり可能性が高いのは維新でしょうね。

で、公明。安倍自民も本来なら組みたくはない相手なんでしょう。でも、組まざるを得ない。ここが今の政治のネックです。公明なんて存在していても、学会員のためだけの存在ですから、本質的に。期待するところでは、不謹慎ながら、非大和民族の某トップに”異変”が生じて、学会内分が四分五裂してくれるといいんですけど。あのお方はいまだにご存命なんですか、本当に。いずれにしても、この政党は日本の政治の進化にとっては、足枷以外の何物でもない。大げさに言えば、国益を損ねる存在です。あえて、あの宗教法人自体がとまではいいませんけど。私の世代はどうも、昔の子供の頃のよからぬイメージが抜けなくて(それはおおよそ学会と学会員に原因があるのですが)、あちらの方々に対しては身構えてしまいます。

アベノミクスバブルは来ます。それが国民にあまねく恩恵をもたらすことはないでしょうが、来ます。もっとも、その前に国外で市場にひと波乱あってその波はかぶるでしょうし、東証もいったん大きく下げるかもしれませんが、そのあとにくるでしょう。でも、バブルはバブル。遠からずはじけます。その時にこそ、本当の意味でも国難かもしれませんし、政界再編でしょう。
コメント (1)
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