くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

「柳腰論争」:国賊仙石vs.また男を下げた山本一太

2010年10月17日 | Weblog
仙石なんてのは、政治的に誅されるべき者であることは今更論を待たないと思う。

あの男を見ていると、学生運動崩れがいかに信用のおけない連中かということを再認識させられる。全員が全員とは言わないまでも、やはり、所謂団塊の連中というのがどうも主義的に怪しく、また人格的にも胡散臭いという認識をもっておいた方が安全だということなのだろう。

若い時に脳内に入り込んだ主義・思想はやはり完全に消すことはできないのだ。その点でいえば、いまや保守派言論人として誰もが疑わないであろう西部某などというのも、疑ってかかるべきなのかもしれない。政界でいえば、元官房長官の塩崎なんていうのは、元中核派だから、これもやはり疑うべき人物、もっと言えば決して総理なんかにしてはいけない男の一人に違いない。

更に敷衍するならば、やはり、「転向」した人間というのは信用してはいけないということだ。仙石だって以前は反体制の人間だったわけで、それが今ではどっぷり体制側に身を置く人間である。ところがやっていることは反逆なのである。老若男女は関係ない。今は保守派だからって、昔をよく調べないとすっかり騙されることになりかねない。教科書論争のかつてのヒーローだった家永某も、戦中は大政翼賛的な言説を繰り返してきたわけだが、戦後その点を指摘されても、しらばっくれて言い逃れようとしたことがある。現在ただ今だけではなく、過去もよくよく見ないと人という生き物を知ることは難しいということなのだ。

そういえば前総理もかつては民青と関係があったなんて噂を読み聞きしたことがあるが、そうだとしたら、あの男の一連の行動もうなずけなくはない。

三つ子の魂ではないが、若気の至りというのも本人の気付かぬままに後遺症は消えないものだし、なかには仙石のように「化けの皮」をかぶって獅子身中の虫になるようなずるがしこいのもいる。

イデオロギー的立ち位置を変えた人間は安易に信用するな。利用価値があれば利用すれば良いが、決して利用されるようなことにならないよう気をつけねばなるまい。所詮は「毒」なのだから、使い方しだいでは命取りにもなりかねない。


さて、国賊仙石に対して中国語での意味を引き合いに、「柳腰」の撤回を求めた山本一太先生。この人ほどメディアに出ても人気の出ない政治家というのも珍しいが、その一つの理由が「容貌」にあると思う。誰から見ても、カリスマ性も、華もないあの見た目。美醜は人によって感ずるところが違うだろうが、山本氏に関していえば、どうしても世論の信用、支持を得られるようには見えないし、地元はさておき、実際に日本全体では得られていない。つまり、それまでの「役者」でしかないということだ。

そこへもってきてあのくだらない「柳腰」論争。あれを見て「山本一太、やるな!」と思った人はまずいないだろう。むしろ、「くだらない」、「子供じみている」と感じた人の方が多かったのでは。何も、仙石の肩を持つつもりなんか少しもないのだが、
私にしてみれば「税金泥棒!」ものの低能な国会質疑であった。

政府の対応が「柳腰」か否かはさておき、同語をめぐって日中両国語間に相違があるからといって、撤回しろとは、つまり同語は中国語での語意をもって用いるべきと言っているに他ならないではないか。日中間に語意の相違があるのかかわらず不注意に用いたことが問題だというのであれば、そんな言葉は他にもいくらでもあるではないか。日中間に限らず日韓間にだってある。それをいちいちつつくのは言葉狩りとも取れるし、しいては日本語の主体性を否定する行為ともとられかねない。仙石らの対中姿勢が弱腰ならば、山本氏の言い分は日本語の中国語への従属を肯定するものに他なるまい。そうなれば、菅政権、山本一太、双方50歩100歩で、いずれも日本国の政治家としては不適と言わざるを得ない。

それにしても、山本氏は何故あのような幼稚な論争を仕掛けたものだか。しかも、TVカメラの前で。国民の注目を集め少しでも人気を上げることができるとでも思ったのか。もしそうだとしたら、山本氏は政治家として「アホ」としか言いようがない。

小泉時代、あれだけメディアで小泉擁護の論陣を貼りながらついぞ小泉総理に重用されることのなかった山本氏。小泉氏の人を見る目があったということではないのか。箸にも棒にもかからない小物の贔屓ぶりをむしろ迷惑がっていたのではないだろうか。

もっとも、同じく小物の私ですら山本氏が「大したことのない男」であることはわかるのであるから、小泉氏の山本氏に対する薄遇をもってして、小泉氏の観察眼を買い被るべきではないかもしれないのだが・・。

それにしても、あれきしの小物が跋扈する政界って一体何なのだろうか?





コメント (1)
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