単純に、すごいと思った映画だ。相対性理論、ブラックホール、重力など、難しい理論も出てくるが、それを含めて、わけがわからない中、見続けるのだから、何か惹きつける強いものがある。まさに重力変位だ。
地球上では、7年たっているが、別の宇宙空間では、わずか2時間にすぎない。
2次元の、平面上、1枚の紙の右端に近いところに丸を描き、左端に近いところに同じように丸を描く。端から端まで距離を感じるが、それが2次元の平面では、そのように思う事象が、紙の真ん中あたりで二つ折りにして、丸と丸を重なるように近づけると、その間の距離がなくなることになり、それが3次元空間で、一方の丸から、もう一方の丸まで、距離がほとんどなくなる状態にて、平面では平たい穴(円)が、立体に近づけるに従い、球体に近いものになっていく。それが3次元空間になるということだ。一見、穴に思えるブラックホールというものが、実際に近づくに従い、実際は穴でなく球だということが理解できる。
地球では50年、60年経ったために、娘がおばあちゃんになっているのに、親は宇宙空間で、まだ中年半ば。その二人が土星で、再会となる。人間愛がテーマだったことを理解する。
思わず、DVDショップで、ビデオを購入してしまった。お勧めの映画。