2015年度 3月1日 オープンセミナー開催
・・・広報理事 平田素直
去る3月1日、グランキューブ大阪にてKSI OPEN SEMINER が開催されました。
今年は4年をワンクールとして、セミナーの集大成となる本多正明先生{大阪SJCD最高顧問・SJCDインターナショナル・副会長}をメインゲストとしてお迎え致しました。
総勢200名を超える会場にてで大盛況に終えることができましたことをご報告いたします
本セミナーを主催頂きました株式会社デンタリード様・ご尽力いただきました各関係者各位様に心より感謝致します。
また、取材にお越し下さった、医歯薬出版株式会社様・クインテッセンス出版株式会社様にも重ねてお礼申し上げます
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前夜祭はリーガロイヤルホテル大阪、タワーウィング28F(エメラルドルーム)にて執り行われました。
本多正明先生を前に会員皆、緊張の面持ちでしたが、終始和やかに接して頂き、次第に緊張もほぐれて各々が、臨床はじめ、いろいろなお話を伺っておりました。
前夜祭後半には、山下副会長による歌が吉久さん(山下副会長の地元の先輩,遠いご親戚?)、沢井さん、角廣さんらによる三線の伴奏のもと、余興として行われました。
オープンセミナーを前に、しばし穏やかな時間を過ごしました。
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前夜祭の最後に、・松川敏久先生・本多正明先生・奥森主幹の順での明日本番へ向けてののご挨拶を頂きました。
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そして迎えたセミナー当日は、グランキューブ大阪の広いイベントホールAが満席になるほど盛況ぶりでした。
180人の定員に達しても尚、更なる申し込みが続き、急遽席を増しての対応となったとのことです。
足元の悪い中こうして大勢の方々にお集まり頂き、私自身
皆様の臨床に対する姿勢と意気込みを強く感じた次第です。参加されました皆様に心より感謝申し上げます。
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企業様よりお祝いのお花を頂戴致しました。
・株式会社茂久田商会様【茂久田 篤代表取締役様】 ・石福金属株式会社様【古宮誠一代表取締役様】
・株式会社アイディエス様【荒木政幸代表取締役様】 ・株式会社デンタリード様【中山登美子代表取締役様】
・エージーパック株式会社様【中村栄和代表取締役様】 ・株式会社デンタルアルファ様【河田登美男代表取締役様】
・大信貿易株式会社様【中島 賢代表取締役様】 ・株式会社ジーシー様 【中尾潔貴代表取締役様】
・デンツプライ三金株式会社様
KSIメンバー一同、心より感謝申し上げます。
各歯科器材メーカー様より多くの贈花にて会場前では来場される方々を迎えて頂きました
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まずはデンタリード坂本主任より、開会宣言が行われました。
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その後、山下副会長によるご挨拶。
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そして、いよいよ講師陣によるレクチャーです。
まずトップバッターは小山会長によるレクチャーです。
タイトルは「機能するパーシャルデンチャーへと導くための押さえておくべきキーワード」
と題し、“まずは義歯が入る口腔内環境に整えること(前処置)が重要”とした上で、
サベイドクラウン製作方法のポイントや義歯の6つの動きの分類、
二次性連結固定やキートゥースが欠損している時の注意すべき点などを、
症例を供覧されながら解説されました。
ケース2では本多先生の咬合支持指数にあてはめた症例を供覧し、
キートゥースは重要であり、守るべき歯牙であるとの説明をされました。
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次は藤野専務がレクチャーされました。
藤野専務は「模型上と口腔内におけるアドバンテージを再考する」との演題。
“オン・ザ・モデルからの脱却”をテーマに、アタッチメントやコーヌスを用い、
機能面と審美的観点の両立を目指した補綴物の製作工程ポイントを、
症例を供覧しながら解説されました。
レクチャー中、臨床で使用しているミリングバーやミリングオイルなどの紹介もされました。
そして最後に、「作業模型の奥に見える口腔内をバーチャルに見極める視点を持って、
初めてプロフェッショナルと言えるのではないか」と締めくくられました。
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そして次にKSI代表である、奥森主幹が登壇されました。
演題は「時間軸を意識したラボワークの時代へ」。
奥森主幹はまず“顔貌の回復が大切”とし、BTから読み取れることは、
咬合高径と正中線だけであり、ラボワークを行う上で「上顎の中切歯切端が必要な情報である」と述べ、
歯科医と情報共有の必要性について強調されました。
その後オーバーデンチャーを製作するにあたっては、
まずは配列ありとし、そこからのトップダウントリートメントが重要であるとの解説もされました。
また、欠損歯列の病態を“過去”“現在”“未来”の時間軸で考える事の必要性についても
触れ、過去からどのような病態で現在の口腔内状態になったか?を知った上で、
再介入も視野に入れたデザインにすることが重要であるとされました。
症例の中には、パーシャルデンチャーをセットし、二次性連結固定を達成することで
歯牙の動揺を止めることができる、という動画も供覧されました。
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次に登壇されたのは青木健治先生です。
演題は「欠損補綴におけるサベイドクラウンを考察」でした。
青木先生は、まず「咬頭嵌合位の安定」をキーワードに、これを達成することで
「歯列弓の保全」につながると話されました。
その後サベイドクラウンを製作する上で、支台に組み込む6要素の解説もされました。
ご講演中青木先生は、サベイドクラウンはFixedゆえに外せないことを挙げ、
ブラッシングしやすい(クレンザビリティの観点から)形態にしなければならないと付け加えられました。
また、サベイドクラウン製作に関しての解説の際は、軸面のみならず
咬合面形態(隆線の形態)にも触れられ、臼歯部離開を達成し、
荷重のコントロールをすることの重要性についても話されました。
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そして最後に本多正明先生が登壇されました。
演題は「欠損補綴の“Longevity”を考察~パーシャルデンチャー、ブリッジ、インプラント補綴の比較~」と題し、
前編、後編に分かれてご講演されました。
まず本多先生は適切な治療(歯科治療)の5つの目的を挙げ、
ドクター、衛生士、技工士が常に力を合わせて治療に望まなければならないと話されました。
咬合関係に関しては、症例を供覧されて解説されました。
概要は、咬合支持指数にあてはめて考えると、欠損歯の数が少ない場合でも、
第一大臼歯が欠損している場合などは、リスクの高い症例に分類されるとし、
そこにインプラントが入ることによって、リスクが軽減されるとの解説もされました。
また、プレパレーションに関して解説された際には、「サベイドクラウンの作り方を間違えると、
大変なことになります。フレームワークにおいても、左右側3番(上顎の)を失わないような設計にし、
注意する必要性があります」と解説されました。
本多先生はご講演中も「支台(複数)のいずれかに動揺がある場合は連結してはなりません」など、
要所要所で、より“Longevity”を意識した解説をされ、受講された方々にとっても
貴重なご講演となったのではないかと感じております。
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ぎっしり満員となった会場
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後方の演者席で、本多正明先生、奥森主幹が熱い視線で見つめます・・・
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松川敏久先生は本多歯科医院様にて8年間、副院長としての経歴を持ちで、
本多正明先生の愛弟子のお一人です。今回は座長をお願いいたしました
各演者のレクチャーの紹介と補綴治療における着目点を的確にコメント頂きました。
有難う御座いました。
講演、質疑応答の後、奥森主幹よりご挨拶。
本セミナーが大成功に終わったのも、ひとえに奥森主幹のご尽力の賜物と、深く感謝しております。
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最後に奥森主幹からご挨拶
そして花束贈呈が行われました。
本多正明先生へは、小山会長から
松川敏久先生へは、山下副会長から
青木健治先生へは、安井副会長から・・・それぞれお礼の言葉を添えての贈呈でした
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本多正明先生、松川敏久先生、青木健治先生にKSIメンバー一同、心より感謝申し上げます。
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そして、KSIを代表する奥森主幹、小山会長、藤野専務、本当にお疲れ様でした。
~~~ksi情報~~~
今月より、歯科技工ではksiメンバー総勢8名によるリレー連載スタート!
今回は、各メンバーの症例発表に対し、複数でのクロスディスカッションが掲載されています
トップは、米津理事の論文です。皆様ご購読お願いいたします。
*尚、このたび医歯薬出版株式会社代表様よりご祝儀をいただきました。会員一同謹んでお礼申し上げます
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米津理事・・・初掲載論文を前に少し緊張気味です
フォトギャラリー・・・・・
小山会長による・・スタディーグループ ksiの紹介。
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前夜祭では、山下副会長による沖縄民謡のご披露・・・山下会ハイビスカスのみなさんと。
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