KSIの森

劇的に機能するパーシャルデンチャーをめざす歯科技工士の研修会グループKSI(奥森主幹)の情報掲示板です

1/22東日本大震災復興支援チャリティ講演会レポート その2小田中先生 吉田先生編

2012年01月30日 | 各種勉強会

2番手に登壇されたのは小田中先生でした。

小田中先生は 「審美的な上部構造を製作するためのカスタムアバットメントの設計・製作方法」と題され

前歯部インプラントのケースにおいて、歯肉が下がり審美的に満足されないケースを長期的に考察をされ

カスタムアバットメントを設計を解りやすくじっくりと説明された。また前歯部は口元や顔貌の調和を計りながら

製作手順を解説されておられた。初診時の患者さんの顔貌が補綴物の製作経過に伴い、変化していく様子が患者さんの

笑顔(スマイルライン)に象徴されるように、素晴らしい笑顔で締めくくられていた。

デンチャーワークでも普段、普通にされている試適を突き詰めていくことと同じように、顔貌との調和が大切であることが

再認識できた。

しかし、インプラントのボーンアンカードブリッジでは、リップサポートの面で症例によっては限界があるのではないだろうか。

ブリッジワークでいくか、デンチャーワークでいくか深く考慮していかなければならないと思った。

 

午後から吉田先生が登壇され、「アート&サイエンス  前歯部単冠補綴物におけるカラーマッチング」

と題された講演をされた。

前歯部左上1番のオールセラミッククラウンの色のシビアなケースを吉田先生が経験で編み出されたシェードレシピを

用い、システマチックに技工をされていた。ある意味、職人技の色あわせをサイエンスで分析され理論的に再現されていることに

素晴らしさを感じた。ある程度、誤差のある色の世界を測色計を用いて補っていくのは大切なことではないだろうか。

もちろん、その裏付けになる技術がなければならないことである。

アメリカで仕事をされている吉田先生はシェードの難しいケースのオールセラミッククラウンが1本、15万円でされている

らしいです。すごいの一言です。

 

三人の講演が終わったら 「ジルコニアの現状と未来像」と題して、増田長次郎先生を座長に

小田中先生、吉田先生、西村好美先生でシンポジュウムが行われた。

三人の先生の共通の見解は症例によってジルコニアを含め材料の特性を理解し使い分けをしていかなければならないと

強調されていた。また、小田中先生がマテリアルの選択に際して医療人の倫理観を持たなければならないと力説されていた。

締めくくりに、片岡先生がマテリアルに対する見解を技術者として見つめ直し、マテリアルにとらわれ過ぎないように技術を

磨いていかなければならないと締めくくられていた。

最後に各先生が出品された作品のオークションが行われた。

各作品が次々とオークションされていった。

中には吉田先生が出された、ボストンの吉田先生のラボで行われるプライベートレッスン と吉田先生の豪邸に泊り

ワインをご馳走になる権利を若いカップルが新婚旅行にするといって35万円で落札したことが印象に残った。

二人にとって思い出深いものになるだろう。すごいことだ。お幸せに!

オークションは盛り上がり総額130万円近いお金が集まった。すごい額だ!!

 

最後に、この講演に手弁当で尽力された講師の先生方をはじめスタッフのみなさん、お疲れ様でした。

ありがとうございました。

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1/22東日本大震災復興支援チャリティ講演会レポート その1奥森先生編

2012年01月26日 | 各種勉強会

1/22日曜東日本大震災復興支援チャリティ講演会に参加してきました。

まず最初に奥森先生が  ”ここから始めよう欠損歯列を再考する” 「デンチャーワークのインプラント時代

における新たな概念と融合」と題されて講演された。

奥森先生はインプラント時代におけるパーシャルデンチャーを含めた欠損補綴における構造物製作にあたり

改めて ”力のコントロール” を説かれ、残存歯あるいはインプラントの支台歯に誤った負荷をかけず

歯列単位を一体化する構造設計を目指すことの重要性を過去の豊富な臨床例を示しながら基本概念を解りやすく説明された。

また、口腔内の時間経過に伴う環境変化に対応しながら補綴物のデザインを"次の一手”を踏まえながら熟慮し、

新しいアイデアも織りまぜていかれながら一つの症例、いや作品を仕上げられていたことを、改めて

敬服する次第でありました。

今回の発表のトピックスとして上顎3番の動揺歯をキャストパーシャルデンチャーの”2次性連結固定”により

歯列の一体化を図られた動画を示された。動揺した歯牙がデンチャーのセットによってピタリと動かなくなる様子

を動画で見てみると、改めて欠損補綴のパーシャルデンチャーの存在意義の重要性を認識した。

昨今のインプラント偏重の欠損補綴を改めて足元から問い直す衝撃を持つ奥森先生からのメッセージのように思われた。

この講演にはセラミストが多い中、デンチャーワークに携わる代表としてインパクトを与えたことは間違いないことであろう。

ただ、1時間では短いぐらい盛りだくさんの、内容の濃い講演でありました。

奥森先生お疲れ様でした。

 

 

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謹賀新年

2012年01月06日 | 情報共有・近況報告

仕事始めも終わり、今さらですが、

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくおねがいします。

今年は奥森先生が立ちあげられましたKSIの組織を充実、発展していけるよう

新しい組織に改変していきたいと思っています。

メンバーの皆様には、その都度報告させて頂きますので

御協力よろしくお願いします。

会の運営を含め何か意見とかありましたら遠慮なくコメントして下さい。

 

 

1月21日の福岡でのチャリティー講演会にもぜひ参加して下さい。

 

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