KSIの森

劇的に機能するパーシャルデンチャーをめざす歯科技工士の研修会グループKSI(奥森主幹)の情報掲示板です

K.S.I 合同支部勉強会(WEBミーティング)

2021年02月24日 | 各種勉強会

春の気配もようやく整い、心浮き立つ今日この頃、お変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます。

 

この度、2021年2月23日にK.S.I合同支部勉強会が開催されました。

昨年より、コロナの影響による移動の自粛もあり、なかなか、フィジカルな勉強会は開催出来ておりませんが、このまま何もしないのでは成長することもできないと考え、WEBでの勉強会の開催となりました。K.S.Iでは初のWEB勉強会である為、トラブル等予測されましたが、役員の方々の事前のミーティング、シミュレーションを幾度となく繰り返すことにより今回の開催に至りました。

会員の皆様の中には都合がつかず参加できなかった方々もおられると思いますのでご報告させていただきたいと思います。

今回、ご講演頂きます講演内容ですが

関東支部

北田 和寛 exocadを使用したプロビジョナルデンチャー製作の一提案

 

東北支部

尾形 清敏 時間軸で考えるパーシャルデンチャー (永続性のあるデンチャーを目指して)

 

東海支部 

越智 達也 咀嚼圧緩和機構付コーヌス義歯の製作

 

九州、沖縄支部

井戸川 義輝 パラサームを使用した機能するパーシャルデンチャー(ワックスミリングの重要性)

以上4名の方々にご講演頂きました。

今回の支部勉強会では、藤野専務に座長をお願いいたしました。

藤野専務も経験がないらしく事前打ち合わせの際にかなり勉強されていました。

まずは、小山会長よりご挨拶を頂き開会となりました。

まずは、関東支部より北田支部長のご講演です。

北田支部長は、普段の臨床で使用しているexocadでの設計方法、注意点、など細かくご説明していただきました。

 

歯科技工業界にもデジタルの波が押し寄せ、今後、デジタルによる技工作業を検討されている方も多いのではないかと思います。そのような方には大変、役立つ情報を会員の方のためにということで発表していただきました。中には、今回のセミナーでなくては聞くことのできない情報なども色々、お話していただきました。

セミナーに参加されていた方からも数々のご質問が飛び交い、やはり皆様も大変興味がある方が多いと思われました。

私も、現在はデジタル技工は全くできていませんが、北田支部長の講演内容を聞くことにより大変興味を持ちましたし、ぜひこの先取り組んでいこうと感じました。

 

 

次に、東北支部より尾形会員のご講演です。

時間軸で考えるパーシャルデンチャーという内容でしたが、K.S.Iメンバーの方であればやはり、ロンジビティーに関しては誰もが大きな課題になっているのではないでしょうか。

尾形会員は昨年のアドバンスセミナーを受講され、K.S.Iメソッドを取り入れたパーシャルデンチャーを製作されているとの事で、患者が、歯を欠損した理由を考え、どの様に改善していくのか、とても多くのことを考え設計を行っている模様が感じられました。機能するパーシャルデンチャーを患者様に提供したいという気持ちがとても強く、私たちもその気持ちを忘れないように今後も臨床を行っていきたいと思います。

奥森主幹も絶賛でした。

次に、東海支部より越智会員の発表です。

今回は、えびす歯科より、黒木先生にもご参加いただきました。

 

今回、プレゼン内容に、ビデオの映像が含まれておりましたが、うまく再生できませんでした。

しかし、黒木先生による直接の説明を頂くことが出来、大変わかりやすかったです。

黒木先生、手作りの模型?

今回の、プレゼンには大変な時間をかけられていると思います。

コーヌス義歯での問題点を考えた上での咀嚼圧緩和機構付コーヌスということで、患者様の治療を、直接行う黒木DRにしか考えつかないような素晴らしい機能が搭載されておりました。

やはり、患者様の口腔内を直接治療し、観察することによるアイデアはとてもすごかったです。

黒木先生と越智さんのプレゼンを見て一番強く感じたことはチェアサイドとラボサイドのコミュニケーションはとても重要であること、チームワークの重要性、常に考え続ける事の重要性を再確認させていただきました。

最後に、井戸川会員からのご講演です。

 

井戸川会員からは、普段の臨床作業のご紹介、パラサームを用いることにより、軸壁を使用する事の重要性に関しご講演頂きました。

井戸川会員のラボでは保険でのデンチャーの依頼が多くそのような中でいかにして機能するパーシャルデンチャーを製作するか、日々、考えながら臨床を行っているそうですが、患者の口腔内でのマウスプレパレーションなどこちらの要望にもなかなか応えてもらえない状況も多々あるそうです。

そのような状況であっても諦めることなくより良い方法を模索されている井戸川会員のまじめな姿をうかがうことが出来ました。やはり私たちも限られた条件下の中で臨床を行っているわけですから、井戸川さんの気持ちに大変共感することが出来ました。

最後に、奥森主幹より総括を頂きました。やはり奥森主幹の言葉はひとつひとつ身に沁みます。

今回のWEBセミナーを行う上で数々のことをご教授頂きました、事務局の中川さんです。

ありがとうございました。

今回のWEBセミナーはK.S.Iとしては初の試みでありましたが、47名の会員の皆様にご参加していただきました。数多くのトラブルが予想されましたが、事前の準備を行いトラブルが起こった際の対応策を考えておくことにより大成功であったと感じております。

このことは、補綴知慮を行う際でも同じことであり、K.S.Iにて学んできたことが、他の多くのことでも生かされていることを実感いたしました。

今回のWEBセミナー開催にあたりご尽力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

最後になりますが、K.S.IでのWEBセミナー今回で終わりではなく、第2回を企画しております。

日程は9月5日(日)14:00~

を予定しておりますので今回参加された方、参加できなかった方のご参加をお待ちしております。

 

 

                              山中 努

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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1 コメント

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Unknown (黒島 靖一郎)
2021-02-25 00:06:36
山中支部長、早々にブログアップありがとうございます。
k.s.iはじめての試みでしたが色々と勉強させて頂き、大変有意義な時間になりました。ご準備いただいた藤野専務、事務局の中川様、大澤理事、担当支部長の方々まことにありがとうございました。
また合同支部勉強会に参加された会員の皆様ありがとうございました。想像以上の参加者で嬉しさと同時にk.s.i会員の皆様の、会に対する期待を改めて感じました。
次回も盛会となりますように役員の方々にお力添え頂きながら支部長間で協力して準備していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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