KSIの森

劇的に機能するパーシャルデンチャーをめざす歯科技工士の研修会グループKSI(奥森主幹)の情報掲示板です

第4回国際歯科シンポジウム

2016年04月25日 | 各種講演情報

2016年11月12、13日に東京国際フォーラムにて「ジーシー創業95周年記念・GC友の会60周年記念 第4回国際歯科シンポジウム」が開催されます。

奥森主幹も、小久保京子先生とセッションし講演されます。

K.S.I会員ご優待のスーパー早割のご案内が届いていると思うのですが、、

4月30日締切ですので、申し込まれる方は、早急にお申し込み下さい。

申し込みの際は、K.S.I会員専用の申し込み用紙からお願いします。

 

 

 

 

                                                                        広報理事 西原


東日本大震災復興支援チャリティ講演会 仙台大会 開催される

2016年04月18日 | 各種講演情報

2016年4月16日,17日の2日間に亘り“東日本大震災復興支援チャリティ講演会 仙台大会”が開催されました。

2日間述べ1700名を超える参加者でKSIから奥森主幹が登壇されました。

先に講演された都築優治先生から次演者の奥森主幹が紹介されます!

講演スタート

満員の会場。坂清子先生も熱心にお聞きになられておりました。

奥森主幹の次演者である土屋覚先生にバトンを渡します。

 

 

16日夜の懇親会には340名が参加しチャリティオークションが開催され、奥森主幹の上下のキャストプレートが出品されました。

さらに、㈱デンタリードの坂本主任のご厚意で「是非東北の方に受講して頂きたい」と“KSIベーシックコース無料受講招待券”がプレートとセットで出品されました!

小田中先生、西村先生の掛け声でオークションスタート!

なんと20万円で落札されました!

 

 

懇親会では著名な先生方と名刺交換して頂きました!

まずは総義歯界の重鎮 佐藤幸司先生!

 

次ぎに世界的なセラミストが集う“oral design ” 主催Willi Geller先生!

そして“インターナルライブステインテクニック”著名でいらっしゃる 青嶋仁先生!

インプラント技工で御著名な十河厚志先生!

 

また、9月3日(土)、4日(日)に開催予定のKSIエントリーコース(宮崎)でお世話になります「大阪セラミックトレーニングセンター 宮崎校 」校長の佐々木正二先生、「大阪セラミックトレーニングセンター」校長の脇田太裕先生とご挨拶させて頂きました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

今回、Study Group K.S.I.といたしまして「東日本大震災復興支援チャリティ講演会」に少々ではございますが御寄附させて頂きました。

今回の演者並びに実行委員・ボランティアスタッフの皆様

最後に・・・・

今回の「東日本大震災復興支援チャリティ講演会 仙台大会」に参加いたしまして、歯科技工士のパワーを感じました。

国内外から業界トップ38名の演者がそれぞれ手弁当で集い、講演会で集まったお金を全額を震災で就学困難な高校生に対し支援する「まなべる基金」に寄付するそうです。(今回だけで約1クラスの高校生が3年間学校に通えるお金を寄付)

演者の先生のみならず、裏方のボランティアスタッフの協力によりこの一大プロジェクトが大成功に終わったのを目にしました。

演者の先生方のお名前を見てわかるよう、世界的に講演活動されている先生ばかりです。その中でたった1人“パーシャルデンチャー”と言う我々のセクションから選ばれたのが奥森主幹です。本来ならあと2,3人選ばれていないようではこのセクションの未来は暗いと思います。総義歯の中からは4人の先生が選出されておりました。私も含めKSIのメンバーの中から奥森先生に続く事のできる人材が輩出できる会とならなくてはと強く感じる講演会でした。   

(小山)

 

 


2016年度 北海道 オープンセミナー

2016年04月05日 | オープンセミナー

2016年度 北海道オープンセミナー開催

 
 

                 

 

 

去る4月3日、札幌ロイトンホテルにてKSI OPEN SEMINER が開催されました。


今回も審美歯科修復の権威である、南昌宏先生をメインゲストとしてお迎え致しました。
南昌宏先生は2013年度、大阪(白水貿易 本社)でのオープンセミナーにもお越しいただき、
ご講演を賜りました経緯があります。

この度の北海道でも大変貴重なご講演を賜りましたこと、K.S.I. 会員一同、
南昌宏先生に心より感謝申し上げます。
                 


北海道では初の開催となったオープンセミナー。
…昨今、北海道における欠損補綴への対応が形式化されつつあるという現状を受け、
欠損補綴の更なる一手、そして次の一手をこの大地に「K.S.I. メソッド」としてお伝えすべく
今回の北海道開催が決定致しました。
オーラルフレイル(歯、口の機能の虚弱)の予防が歯科界で提唱されている中、
いかにLongevity(永続性)を獲得し、達成していくのか。
これらに対し、南昌宏先生をはじめ、スタディグループK.S.I. より奥森健史先生、小山邦宏先生、
藤野智之先生に欠損補綴の永続性をご講演いただきました。

募集定員150名のところ、当日は定員を上回る150名以上の参加者で会場が埋め尽くされ、
大盛況に終えることができましたことをここにご報告致します。

 

本セミナーを主催頂きました株式会社デンタリード様、そして、セミナー開催にあたりご尽力いただきました、北島正之社長、三浦知也先生、足立俊哉先生はじめ、各関係者各位様に心より感謝申し上げます。


また、取材にお越し下さった、医歯薬出版株式会社、上田様、
クインテッセンス出版株式会社、渡辺様にも重ねてお礼申し上げます。

 

 

 

オープンセミナー前日は同ホテルにて前夜祭が19時より執り行われました。



南昌宏先生は終始和やかに対応され、会員の皆様も少しずつ緊張がほぐれ、
各々自己紹介をして、臨床はじめいろいろなお話を伺っておりました。
参加されました会員の皆様同士でも交流を深められていたようです。



当日ランチョンセミナーで公演される足立先生も、南昌宏先生のお話に真剣な表情で聞き入っておりました。


前夜祭の最後に、南昌宏先生と奥森主幹より明日、本番へ向けてのご挨拶をいただきました。

 

 

挨拶をいただいた後、残り時間を利用して歌の余興も行われました。
中原理事、西原理事コンビ!その後デンタリードの坂本主任と佐川さん!
大変盛り上がりました。この勢いで明日の本番も頑張りましょう!!



そして迎えたセミナー当日。セミナー前の時間を利用して、総会も行われました。
今回の総会は、参加者が一番多かったのではないでしょうか?。
総会の内容は、、、
会計報告、本年度のスケジュール、ホームページ、会費納入の件などです。

 

 

当日は、ロイトンホテルの広いホールが満席になるほど盛況ぶりでした。



当日会場の熱気と様子を見て、私自身皆様の臨床に対する執念と意気込みを感じずにはいられませんでした。
今回は開催地が北海道ということもあり、遠方よりご参加されました方々も大勢いらっしゃったと思いますが、参加されました皆様に心より感謝申し上げます。


 

 

まずはデンタリード坂本主任より、開会宣言が行われました。

 

 

その後、安井副会長によるご挨拶。

 

そして、北島社長からもご挨拶いただきました。北海道の会員の皆様も紹介されました。
熱気が伝わって来ますね!


北島社長のご挨拶の後は、いよいよ講師陣によるレクチャーです。

 


まずトップバッターは小山会長によるレクチャーです。

タイトルは「機能するパーシャルデンチャーへと導くための押さえておくべきキーワード」
と題して、パーシャルデンチャーの役割とは、現存する歯牙の喪失と欠損拡大の防止をするには、
“まず義歯が口腔内に入る環境を整えることが重要である”とし、チェアサイドで行われる外科的な処置から、支台装置(サベイドクラウン)の製作ポイント、軸壁のコントロール等の解説をされました。
その後義歯の6つの動き、レストの目的と役割、ポジションに関しても詳しく述べられました。
支台に組み込む6要素の解説の際(エンサークルメントの説明時)には、
子供が小さい手でコップやボールを掴んでも、180°以上取り囲むことができず、
ボールやコップを掴むことができないと分り易く解説されました。
症例においては、60歳女性でインプラントNOの患者さんを供覧し、サベイドクラウンの有効性や、
「上顎は外方に拡散する力がかかり、下顎は内方に収束する」との力の解説もされました。

 


 

次は藤野専務がレクチャーされました。
演題は「作業模型から口腔内へ そのアドバンテージを再考する~On the modelからの脱却~」。
藤野専務はまず10年前は模型に適合させることに命をかけ、満足していた過去の自分を話されました。
そして、奥森主幹のレクチャーを受講し、その内容に衝撃を受け、模型上の適合から脱却し、いかに口腔内で機能する義歯を作るかという考えにシフトしたことを述べました。
症例においては、70歳男性の症例を供覧。
「ASシステム」を用い、プロビジョナルデンチャーを製作し、咬合平面を整えるステップや、
破折したバーのことでの反省点にも触れ“力のコントロールを考慮したデザイン”
にすることの重要性についても解説されました。
藤野専務の笑顔にはいつも癒されますね! 


 

お昼休みには、三浦先生、足立先生によるランチョンセミナーも開催されました。
セッティング中のお二方。う~ん、真剣そのものですね。 



まず三浦先生。演題は「K.S.I. との出会いから、歩み」。
三浦先生は今回のセミナー開催を切に願い、その熱い思いを奥森主幹に手紙で伝えられたそうです。
レクチャー内容は、、、奥森主幹との出会い、そして目指すべき人と感じたこと、
診査診断から導かれた補綴設計にすることの重要性を感じたこと、などから話されました。
その後、デントフェイシャルエステティックの所要件についても解説されました。
臨床ケースにおいては、診査診断からチェアサイドのドクターと連携し、
トップダウントリートメントの重要性を解説されました。



次に足立先生です。
演題は「力のコントロールを意識した症例」。
足立先生はまず、金属床を任されたがエビデンスがなく、独習していた中、
奥森主幹のベーシックコースを受講し、良い師と全国に良き仲間ができたことを話されました。症例においては「キートゥース喪失、皺襞を避けて欲しい、バーティカルストップがない」などの条件の中、
診査診断から関与し、マウスプレパレーションをし、側切歯の負担軽減のポイントや、
その後の経過も報告され、咬合接触点に関してはもう少し考察が必要だったと解説されました。


 

午後からは奥森主幹が登壇されました。
演題は「審美・インプラント時代に準じたデンチャーデザイン
 ~パーシャルデンチャー・オーバーデンチャーの捉え方~」との演題。
奥森主幹はまず製作された日頃の作業風景を動画で紹介されましたが、
クオリティーの高い動画に、受講された皆さんが釘付けになっておりました。
そして奈良の紹介をされた後、いよいよ本題に移りました。
奥森主幹はまず、中切歯の切端は非常に重要な情報であると解説され、
併せて、エステティックとは何か?と問い、エステティックとはガムを築盛することではなく、
デントフェイシャルのことであると述べました。
それから症例に関しては様々な症例を供覧され解説をされました。
その症例に沿いながら、パーシャルデンチャーの目的、キートゥースが欠損し、
その対応によっては欠損の拡大につながる危険性をはらんでいること、
そして、サベイドクラウンによる軸壁のコントロールの有効性。
更には目には見えない力へ対処した症例(スリットデンチャーや軸壁のコントロールにより、
壊れる前に外れるデンチャー)などなど、
K.S.I. メソッドを臨床に即し応用された、正に完全網羅された内容でした。
終盤、奥森主幹考案の「スパイラルデンチャー」に関しては次回の講演に皆様期待されていることと思います。

 

 

 

そしていよいよゲストスピーカーの南昌宏先生が登壇されました。
演題は「欠損補綴の着目点 ~パーシャルデンチャーを中心に~」という演題でご講演されました。
まず南昌宏先生は自己紹介をされ、デザイナーになりたかったことなどを話されましたが、
皆様興味津々で聞いておられました。
そして本題に入り、「まずはデンチャーが口腔内に入る環境にすること」と述べられました。
講演中南昌宏先生は“安易にブリッジにしてはならないこと”や“犬歯を含む3歯欠損はブリッジは禁忌症”などの重要なポイントも解説されました。
他には咬合安定の基礎である“歯列の連続性”、“歯列弓の保全”のため考慮すべき点、
特に“二次固定”を行う上で「マウスプレパレーション」の重要性を述べられ、
欠損の着目すべき点とその対応を解りやすく説明していただきました。
また、二次固定の効果により、15年後経過した現在も、
歯根膜腔の拡大が見られなかった症例をX線写真付きで見せていただき、
南先生の治療精度の高さを勉強させて頂きました。
この「二次固定の効果により歯根膜腔の拡大が抑えられた」という事実は、私のみならず、
聴講された皆さんも、従来の「パーシャルデンチャーの概念」を覆されたのではないかと思います。
それがいわゆる奥森主幹が常に口にされ、K.S.I. で目指しているところの
“攻めるパーシャルデンチャー”ではないかと感じる次第です。

 

 

 

オープンセミナーも大盛況に終えることができました。
受講された皆様、今回のオープンセミナーはいかがだったでしょうか?
感じたこと、思うこと、自分なりの抱負でも構いませんので、
何かありましたら、こちらにコメントをいただけましたら幸いです。

南昌宏先生、大変お忙しい中、貴重なご講演賜りましたこと、
改めまして奥森主幹はじめ会員一同、心より感謝申し上げます。

 


今回のオープンセミナーを終え、北の大地に新しい風が吹きますように願ってやみません。

そして、KSIを代表する奥森主幹、小山会長、藤野専務、本当にお疲れ様でした。

 

 


広報担当 平田素直

 

 

 

 


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