9月10日、TKPガーデンシティ アパホテル札幌にて北海道支部勉強会が開催されました。
北海道支部会員18名、関東支部1名、奥森主幹、小山会長、安井副会長に加え非会員16名の総勢38名の方が参加されました。今回はテクニシャンだけではなくDrとDHも参加され大いに盛り上がりました。
まずは、前日の懇親会の模様から...
場所はすすきの、「酒家 かっぱ庵」で開催。
小山会長、奥森主幹の挨拶の後、安井副会長の音頭でカンパ~イ
美味しい料理に舌鼓を打ちながら会話が弾みます
今回はデンタリード坂本係長も参加され、イイ感じになってます(笑)
宴も中盤に差し掛かり、ここでサプライズ
「月刊 歯科技工」7月号から北海道出身の5人によるリレー連載が掲載されています。掲載にあたり奥森主幹には大変ご多忙な中、校正をして頂き感謝の言葉しかありません。その思いを一人ずつ伝え、ささやかではありますがプレゼントを受け取っていただきました
清水氏、熱弁中です。その姿を動画で撮影する奥森主幹
連載メンバーと主幹と会長で記念撮影
本当にありがとうございました。
そして翌日、勉強会本番を迎えます。
続々と受講者が集まりあっという間に満席です
はじめに小山会長の挨拶から始まり、北島支部長の挨拶です。
そして、北海道支部会員の講演が始まりました。
トップバッターは㈱札幌デンタルラボラトリーの藤原氏です。
義歯の修理について講演され、予後10年以上のケースでメタルフレームが破折し原因と対策をしっかり考察し対応されていたのが印象的でした。予後10年といえばパーシャルデンチャーでは成功といえますし、考えられた補綴設計に受講者も皆聞き入っていました。
2番手は㈱プライムデンタルの佐々木氏です。
パラサームを用いたメタルフレームの製作について講演されました。テクニシャンの感覚に頼っていた複印象前のブロックアウトを、パラサームを用いる事により誰でも安定した維持力のメタルフレームが製作でき、感覚に頼ることが無いので教わる側にも伝わりやすく、その結果、作業効率の向上に繋がっているという内容でした。パラサームが4台並んでいる写真は圧巻でした。
会場の後ろでは、パラサームが展示されていました。
北海道支部会員アンカーは㈱札幌メディカルラボの松神氏です。
お題は「診査・診断をもとにした補綴設計」です。初診時の5枚法の写真やデンタル10枚法など基礎資料もしっかり収集され、欠損歯列の分類から残存歯質の状態など補綴治療後のリスクまで見据えた補綴設計を発表されました。終始緊張気味で、それに追い打ちをかけるようにPCの電源が落ちるというトラブルにも見舞われましたが、歯科技工に対する真摯な姿勢がとても印象的でした。
続いて小山会長による講演です。
QDT5月号、6月号で連載され好評だった「サベイドクラウンのススメ」を更にわかりやすく掘り下げた講演内容で、鉤歯の軸壁の角度や取り囲み、クラウンワークのテクニシャンとの連携の大切さ、前処置の段階からデンチャーテクニシャンが介入し補綴設計を考える事の大切さなど、改めてサベイドクラウンの重要性を感じました。
最後は奥森主幹による講演です。
「デジタル進めど病は治らず アナログ無くして匠は生まれず」というタイトルでスタートした講演は、幅広い総論的な内容でインプラントをロストしたリカバリーケースやアレルギー患者へのジルコニアフレームのケース、完成義歯セット時の落とし穴など、Dr向けの内容もあり圧巻の講演でした。パーシャルデンチャーのデジタル化についても言及し、実際に自身で体験され今後の課題などを語られました。
講演終了後、最後に奥森主幹の総括で「人生一度きり やるか やらないか」という言葉で締めくくりました。
今回は初めての北海道支部勉強会で不慣れなこともあり、受講者の皆様には多々お見苦しい部分があったかもしれません。この場を借りてお詫び申し上げます。この経験を生かし、次回に繋げたいと思います。日曜日という貴重なお休みの日にご参加頂いた受講者の皆様ありがとうございました。また、講演いただいた奥森主幹、小山会長、北海道支部の皆様ありがとうございました。
最後に帰り際、小山会長から〔サベイドクラウンのススメ前編・後編〕を一冊にまとめた別刷りを「北海道支部の会員で欲しい人がいたら...」と8部頂きました 当然、争奪戦となり急遽じゃんけん大会となりました(笑)。ゲットされた方おめでとうございますそして小山会長、粋な計らいありがとうございました
(レポート 足立)