KSIの森

劇的に機能するパーシャルデンチャーをめざす歯科技工士の研修会グループKSI(奥森主幹)の情報掲示板です

2023年K.S.I.ベーシックコース前半(大阪)

2023年06月03日 | ベーシックコース

2023年度ベーシックコース大阪が5月13、14日に開催されました。


まずは講義からのスタートです。

今回の実習のケースです。


今回聴講に山口さん、下郡さんが参加してくれました。ベーシックコースを受講されている会員の方はいつでも聴講しにきてくださいね!


一つ一つの工程に様々なコツがありますのでみなさん真剣に見学されていますね。



初日のセミナーも無事終わり、お待ちかねのすなおやさんで懇親会です。

かんぱーい

セミナー2日目は耐火模型の製作から~

気泡をいれないように~真剣です!

ワックスアップのデモに移ります。はじめは距離をとっていましたが、わかりずらいので以前のように奥森先生を囲んでデモです!
こちらの方がわかりやすいですね!

今回の症例のワックスアップです。毎回宿題となりますが、みなさん妥協することなくワッツアップをおねがいします。

それでは、また来月のセミナーにてお会いできることを楽しみにしております。
皆様、お疲れさまでした。

K.S.I WEB 支部勉強会

2023年01月22日 | 各種勉強会
厳しい寒さが続きますが会員の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょう
さて、2023年1月22日恒例の支部勉強会が開催されました
今回の支部勉強会ですが東北支部より藤原拓郎先生、関東支部より前澤翔也先生、北海道支部より吉田有宏先生、甲信越、北陸支部より平田素直先生、以上4名の先生方より発表を行っていただきました。

今回の内容を簡単ではございますがご報告させて頂きます

最初に東北支部、藤原拓郎先生よりパーシャルデンチャーの作業時間を意識した3Dプリンターの活用と題しましてプレゼンを行っていただきました









藤原先生からは時間とコストを意識し今現在3Dプリンターを使用してのデンチャー製作が増えている中でどのような作業工程で作業を行えばより効率が良いのか、また作業を行う上での注意点や普段の臨床で気を付けるべきポイントなどをご説明していただきました
やはりデジタルが進んでいく中で参加者の皆様も大変興味のある内容であったと思います。

次に関東支部、前澤翔也先生より First Collaboration~試行錯誤の現実~ と題されましてプレゼンが行われました。















前澤先生からは初めてコラボするDr、ラボサイドとチェアサイドのやり取りの進め方やK.S.I.メソッドを生かしたパーシャルデンチャーの製作方法をご説明していただきました
また1ケース!ケースにおいての評価や反省点などを次へ生かす日々の努力が大変よく伝わってき私自身も日々の技工を見直すきっかけとなりました
又、フラビーガムの症例においての印象の採取方法など熱いセッションが行われました。

次に北海道支部、吉田有宏先生より マウスガードの体験~製作と期待される効果~と題されましてプレゼンが行われました













吉田先生からはマウスガードに期待される効果や製作方法、製作時の注意点などご説明が行われました
マウスガードに関しては知識不足もあり内容を理解できるか不安でしたが非常にわかりやすいご説明をしていただきよく理解することが出来ました
また、マウスガードに期待される効果に関してご自分でマウスガードを装着しゴルフをやることによりどの程度の変化がもたらされるのかなどの検証も行っていただき、大変興味深い内容でありマウスガードの重要性をあらためて知る機会となりました

最後に甲信越、北陸支部、平田素直先生より 欠損様式2級1類のパーシャルデンチャーの製作に関してとのタイトルでプレゼンが行われました















平田先生からはテクニカルレポートを使用する事により設計の確認プラス設計の提案を行う事の重要性、またフレーム設計時の注意点や重要なポイントなどご説明をしていただきました。
K.S.I.メソッドを生かし口腔機能を回復する事はもちろん先のことまで見据えた設計を行われている事何より製作されたパーシャルデンチャーの美しさが大変すばらしく今後に生かしていこうとこころより感じました。

今回は4名の先生方の発表が行われましたが1つ1つの症例をご説明していただくことにより日ごろ我々が疑問に思っていることや普段なかなか気づかないまま臨床を行っている事、また疑問に思っていてもなかなか調べる時間がなく置き去りになってしまっていることなど参加者の皆様よりご質問も多くいろいろな気づきのある勉強会になったと思います
普段疑問に思っていることなど今回のような勉強会に出席する事により解決できることは多々あるのではないかと思いますので今後、より多くの皆様のご参加をお待ちしております







最後になりましたが、今回ご講演頂きました4名の先生方をはじめ奥森主幹、小山会長、役員の皆様、ご参加いただきました皆様へ心より感謝申し上げます









2022K.S.I Web 合同支部勉強会(前半)

2022年11月27日 | 各種勉強会
8月7日コロナを考慮して、今年度もWebを活用して合同で支部勉強会が開催されました。
32名の全国のKSIメンバーと顔を会わせる機会となりました。
今回の、司会進行は、藤原東北支部長です。
最初のプレゼンテーションは、中国・四国支部から、大澤浩史氏

ケースプレゼンテーションや、日々の写真にも活かせる写真の撮り方に大切な事・物が見える仕組み(光の大切さ)や、オススメのカメラの選び方、ISO感度など環境に左右されない写真の撮り方をレクチャーされました。

続いて、九州・沖縄支部から、古賀智也氏

ゴシックアーチを用いてチェアサイドとの顎位の共有の大切さや水平的顎位や咀嚼運動など図を用い丁寧にレクチャーされました。オススメののゴシックアーチトレーサー等など多くの情報を頂きました。
続いて、東海支部から、加納拓磨氏
失敗から学ぶ姿勢・原因を探す姿勢から、奥森主幹の模型への適合ではなく、全体像をみる大切さ・結果を出すことの大切さを痛感。また、自身の環境から、チェアサイドに解りやす説明や、印象条件での非圧偏位など模型断面など興味深い内容でした。
今回、4支部からの発表の予定でしたが、甲信越・北陸支部、平田さんが体調不良により、後半の発表になりました。

勉強会後、お馴染みとなりました、佐野支部長の音頭により恒例となりつつあるビンゴ大会が開催されました。
佐野支部長、毎回企画から準備当日の仕切りとありがとうございます!!
今回ビンゴ当選された方々、おめでとうございます!!!
次回、後半のプレゼンテーションも楽しみです。

2022年K.S.I.ベーシックコース(大阪)後半

2022年07月19日 | ベーシックコース

ベーシックコース後半が6月25、26日に開催されました。
3日目は宿題であったWax-upのチエックからスタートです。今回のケースはベーシックコースでは最難関のケースのWax-upではなかったでしょうか?しかし、受講生の皆様、宿題をきちんとされていてとてもスムーズにスプルーイング、埋没までできたのではないでしょうか。


埋没作業を終了後、焼却に移ります。鋳造までの時間を利用しての講義開始です。
先ずは私大澤が行わさせて頂きました。このところオンラインばかりでリアルで皆様を前にしてのお話はとても楽しかったです。次いで小山会長の講義にうつります。

いよいよ初日のメインイベント?鋳造です。ここでのタイミングがとても重要になりますので一人一人に奥森先生がついて最適な鋳造タイミングを体験して頂きます。






最後鋳造されたのは皆様ご存じの方でしたね
鋳造も無事終え懇親会へ…

やっぱりこれですね カンパーイ
懇親会では日頃の臨床などのお話で盛り上がりますね。
セミナー最終日には割り出しからです。ここでもポイントがありますので聞きのがさないように


奥森先生の研磨のデモの間に受講生の皆様のリングを割り出していきます。


今回も鈴木副会長にお手伝いを頂きました。ありがとうございます。
そして奥森先生の研磨も終わりまして受講生の研磨へと進んでいきます。



今回もばっちりです。皆さん適合状態、装着脱してその感じを体験しています。

新たなK.S.I.の仲間です。今後とも盛り上げていきましょう。よろしくお願いいたします。





鈴木副会長と金属床がフィットできて嬉しそうな林さん笑顔がいいですね。皆さんも技工しながらこの様な笑顔になりませんか?


皆さんフィットも終わりましたので最終研磨はご自身のラボにて研磨を行ってくださいね。






今回受講された6名の皆様4日間におけるコースお疲れ様でした。今後は同じ仲間としてご一緒に研鑽していきましょう。今後ともよろしくお願いします。
奥森先生、小山会長、鈴木副会長、また、デンタリードの皆様ありがとうございました。

レポート 大澤でした。



K.S.I OPEN WEB SEMINAR 2022

2022年07月17日 | オープンセミナー
6/19日にK.S.I オープンWeaセミナーが開催されました。 今回はゲストに岩田歯科医院 岩田淳先生をお迎えし、KSIからは奥森主幹、小山会長、大澤副会長、三浦北海道支部長に解説していただきました。 大澤副会長 『デジタル時代にこそ知っておきたい7つの構成要素』 三浦北海道支部長 『可能性が広がるスイングロックシステムデンチャー』 小山会長 『サベイドクラウンとの連携の勘所』 奥森主幹 『パーシャルデンチャー、オーバーデンチャーを機能させるためのラボワーク』 岩田淳先生 『欠損補綴治療におけるチェアサイドの着目点』 今回の司会は山中九州支部長です。 まず小山会長のご挨拶。 大澤副会長 パーシャルデンチャーおける7つの構成要素、維持装置の6つの要件、マウスプレパレーションの重要性を解説されました。 メジャーコネクターの強度の比較として金属を比較しCo-Crはチタンよりも剛性があり、口腔内において薄く仕上げるための中で強度のあるCo-Crを選択されると解説されました(アレルギーがあれば別です) 御自身のラボでもデジタルデザインをされていますが、あらかじめサベヤーを使用しそれに合わせて着脱方向を合わせてデザインをされていると述べられました。 『デジタル、アナログに関係なく7つの構成要素、維持装置の6要件は必ず必要』と締め括られました。 三浦北海道支部長 1ケース目は2021年度の歯科技工執筆論文に掲載された症例でデントフェイシャルエスティックに従い、咬合高径が肝捉えられ、残存歯の保全、保護を満たせる構造としてスイングロックシステム+サベイドクラウンを選択されました。 2ケース目は補綴歯を生かしたままの補綴設計に加え、増歯が出来る構造を希望された症例でした。 マウスプレパレーションの選択が叶わないためチェアサイドとラボサイドで議論された結果スイングロックを選択されたそうです。 ラボサイドからチェアサイドへのコミュケーションシート(チェアサイドへのお知らせ等写真を添えた手紙)を使用し連絡を密に取る手段をとられていました。 3ケース目スイングロックシステムデンチャーを落とし破折してしまった症例です。 補綴設計、構造の問題、厚みやキャストタイミングの再考し、同様のトラブルが起きた場合に対抗出来る設計にて再製作を行われました。 Dr.Dh.Dt.担当営業と共通した情報の共有が重要と解説されました。 小山会長 まず、マイナーコネクターが収まる軸壁と隣接面の関係。 パーシャルデンチャーの着脱方向はデンチャーテクニシャンが決定。 1ケース目は小山会長御自身でプロビジョナルクラウンのWax-upならびに配列をされた症例を見せていただきました。(アイヒナーB3) プロビジョナルクラウンに与えた軸壁やレストが機能しているのか、指示、把持、維持、取り囲みを経過観察で評価することを解説されました。 プロビジョナルクラウンの情報を基にクラウンテクニシャンによるWax-up、小山会長による配列、その後ファイナルクラウン、ファイナルデンチャーへ。 別症例では上顎が総義歯であり、下顎はパーシャルデンチャー(アイヒナーC2) サベイドクラウンとパーシャルデンチャーにおいて欠損が大きくなるほどデンチャーテクニシャンの重要性が出てくると述べられました。 またラボ間のやりとりにおいて密な情報交換が重要と解説されました。 2ケース目はQDT 2021年5月号に掲載されたアイヒナーB4のケース 前歯部はコーヌスと一体化されたデンチャー、下顎はジルコニアクラウンによるサベイドクラウンにパーシャルデンチャー 特に下顎小臼歯間の限られたスペースにパラサームで軸壁を形成し、パーシャルデンチャーが入り歯列を一体化されたことことを解説されました。 サベイドクラウンとの連携させることがパーシャルデンチャー成功への一歩と締めくくられました。 奥森主幹 補綴治療の中に『診査、診断』『治療計画』『補綴設計』がありそれに加えて『治療ゴールのおぼろげなイメージ(全体像の把握)』を技工士も持っておくことが重要と解説されました。 日常行われているラボワークでのマウント、咬合調整、再介入された臨床を数例見せていただきました。 Longevityを目指すためには炎症のコントロール、力のコントロールまた歯列弓の保全、咬頭嵌合位の安定を上げられ特にパーシャルデンチャーによる歯列弓の保全(あらゆる機能に十分に耐える歯列)が重要と解説されました。 80代女性、正中をまたがり残存歯が残っており欠損部にはパーシャルデンチャーが入った症例では不安な表情をされていた患者さんが最終補綴が入ってからは笑顔に変わられたのが印象に残り、ラボに籠っていては見られないと改めて思いました。 岩田 淳先生 歯科技工4月号~7月号に掲載されている臨床例をもとに天然歯列を削ることは、後戻りできないため必要最小限の範囲内での削合を行うためにレストの深さ、テーパーの角度をプロソデザインを参考にされたマウスプレパレーションの動画をもとに詳細に解説していただきました。 サベイドクラウン、パーシャルデンチャーをセットする際の注意点として、1歯ずつセメンティングを行い、レストをしっかり押さえることが重要と解説されました。 サベイドクラウンを製作するための支台歯形成ではプロビジョナルクラウンの厚みを参考にし、細かな形成量を技工士の方と確認しながらトップダウンで決めていくと述べられました。 デンチャーを専門にしていてもチェアサイドで行われていることを知る必要があると実感しました。 御講演の中で『歯列全体を守るために、象牙質を少しだけ削ることもある。』と仰られたことが改めて勉強になりました。 質疑応答 限られた時間でしたがお二人に質問に答えていただきました。 岩田先生、奧森主幹、小山会長、大澤副会長、三浦支部長ご多忙の中、貴重な御講演ありがとうございました。 オープンセミナー終了後総会が行われました。 1 2021年度決算報告 2 役員選任 3 2022年度会費納入について 4 年会費未納者について

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