株式会社 アイディエスの工学博士で、大阪大学名誉教授の高橋純造先生{71歳}がデンプロに来られました。
熱い中、遠い奈良までご足労、いただき恐縮です。
高橋純造先生は、コバルトの権威でもあり、只今{株}アイディエスにて、デンチャー用と陶材焼付け用のコバルトクロムを開発中とか
いろいろと、ご意見を差し上げました。
また、私からの質問には、すべてにおいてご教授いただき、その知識の豊富さには、30年間コバルトを打ってきた私でさえ、驚くほどでした。
当社スタッフ全員と名刺交換していただき、恐縮です。
やはり、コバルトクロムアロイの適合と、フレームワークの構造に非常に興味を示されておられました。
どこかで、デンプロ産のデンチャーのメタルフレームを見られたとかで、特にメジャーコネクターの厚みに
ついての、お話に関心がおありのようです。
実際に、臨床ケースで、ご説明いたしました。
軸壁・角度のコントロールを、話しています。サベイドクラウンを、ぜひ、同一金属である、コバルトボンドで
できればというお願いもいたしました。
写真では、窺えませんが、終始、ニコニコとお人柄もうかがえました。
最後に、私たちラボレベルでは、臨床に追われメーカーのテクニカルデータに頼ることしかできないのも事実。
ビッカーズ硬度の数値は、はっきり言って構造のデザインでそのフレーム自体の剛性はコントロールできます。
私自身、ビッカーズ硬度よりも、ブリネル硬度の違いで、金属をセレクションできればともお伝えいたしました。
2時間ほどの、ディスカッションでしたが、私にとって結構、目からうろこの発見がございました”なんだ、そうだったんだ!”
帰られたから、少しラボワークにもどりその束の間で、メールを受信しました。そこには、高橋純造先生から、また多くの
ご質問が来ておりました。
そして、今後も交流を持ちたいとの事。身に余る幸せで御座いました。
ksi のみなさん、一度、高橋先生と小さなディスカッションの場を設けましょう。講演よりそのほうが、核心に迫れるのでは
と思います。
高橋純造先生・{株}アイディエス・田中俊光様・伊藤歯科器材の伊藤隆文様、お越しくださりありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします
奥森でした・・・・