植木の剪定をしていると、ときに木の生命力を感じることがある。ブナの枝が繁茂しすぎ冬の時期におもいっきり枝落としをすると、その年のブナの葉は大きくなるような気がする。自らの命を維持するためにより多くの太陽の光を得ようと、失った葉の分を補おうとしているかのように思える。ブナの生きるための知恵かもしれない。
針葉樹の枝落としをすると、切り口から発するその木の持つ独特の強い匂いが鼻をつく。その匂いは澄み切った香りの強いものであり、小さな切り口でさえ、そこから発する香りはかなり広い範囲まで拡散し漂う。香りは強く、瑞々しく、強さと鋭さ、そして透明感とともに他を寄せつけようとしないその木自身が持つ威力を感じる。
これらのことは一例に過ぎないのだろうが、改めて木のもつ生命力にその不可思議なものを感じさせられ、考えさせられるものがある。
針葉樹の枝落としをすると、切り口から発するその木の持つ独特の強い匂いが鼻をつく。その匂いは澄み切った香りの強いものであり、小さな切り口でさえ、そこから発する香りはかなり広い範囲まで拡散し漂う。香りは強く、瑞々しく、強さと鋭さ、そして透明感とともに他を寄せつけようとしないその木自身が持つ威力を感じる。
これらのことは一例に過ぎないのだろうが、改めて木のもつ生命力にその不可思議なものを感じさせられ、考えさせられるものがある。