紅葉も周りの景色、色彩と調和がとれると趣も変わる。白い穂のススキ、群青色の空、そして黄色から赤へと色合いが変化するカエデ。高原の秋を象徴するような光景が見られる。
別荘地内の紅葉も終わりが近い。道路には枯葉が吹き寄せられ、数日のうちに散ると思われる樹木の葉もすでに枯葉色。そんな光景のなか最後の力を凝縮させ深紅に染まったモミジ。白い椅子とのコントラストも見事なドウダンツツジ。高原の秋は深い。
麦草峠から徒歩で30分、2km程下ると白駒の池に到着。標高が高いだけに紅葉は今が見頃。小さな池とそれを取り囲む紅葉した樹木、池のそばには古びた小さな山小屋が。
山荘から車で15分、佐久方面に10km程で麦草峠に着く。標高も2000mを超えると結構寒い。峠には大きな麦草ヒュテがポツンと建っている。ここを起点にして、バイキングコースがいくつか設けられている。
ベランダの下には赤い実をつけた木が。管理事務所の職員は「ウメモドキ」では？という。「山の植物図鑑」で調べてみたが今一つ確信を得ない。名前に拘りはない。秋の空によく似合う葉と実の色がいい。
