稲毛駅前には、37階建の新しいマンションが建設中。街の発展は喜ばしいこと。
朝の光が障子を通して畳の上に柔らかく射し込む。部屋の前の木々の姿が障子に---。色鮮やかな秋の錦絵を見てきた眼には、自然の墨絵は新鮮に映る。
秋空の朝、ベランダに出てコーヒーを一杯。枯葉の香りと紅葉の色彩を友に、飲むコーヒーの味は何ともいえない。
最近は、冬の季節に蓼科を訪れることは殆んどなくなったが、四季それぞれの林の様子を眺めながら飲むコーヒーは、それぞれに味わいが違う。
最近は、冬の季節に蓼科を訪れることは殆んどなくなったが、四季それぞれの林の様子を眺めながら飲むコーヒーは、それぞれに味わいが違う。
この時期の落ち葉には一枚一枚に豊かな表情がある。あまりにも美しい色彩に魅せられて数枚の葉を拾い、夕食の皿の上に載せてみた。料理の中から人参、ピーマン、そして無花果を一つずつ選び、葉の上に盛り付けてみた。皿と葉と食材の色が相互に引き立てあい、見事な懐石の一品が出来上がった。まさに、自然に優る色相なし。
秋の紅葉の美しさは、繁茂した木々の葉や、山々の様子ばかりではない。ちょっとしたところに目を移すと、そこには違った秋の紅葉の姿がある。
緑の熊笹の上に落ちた一枚の葉。これまでと異なった秋があった。
緑の熊笹の上に落ちた一枚の葉。これまでと異なった秋があった。
蓼科横谷観音の展望台からは、晴れた日には南、中央、北の各アルプスの山容が見渡せる。
これは北アルプス方面で、中央よりやや右寄りに穂高が見える。
これは北アルプス方面で、中央よりやや右寄りに穂高が見える。
