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マッタリ (´ー`) 子連れ狼が撃つ!

マッタリな、トイガン&ドライブのブログです♪

Tanfoglioへの道 その5(マグキャッチ)

2014-01-31 00:06:00 | ∟Tanfoglio (KSCベース)
さてさて、

お次のパーツです。
Tanfoglioの実銃画像を見ると、

マグキャッチの部分が、ロングタイプになっております。


こちら側の画像では、

どうでしょうか?分かりますかね?

しかし、このタイプの形状ですと、


KSCのトイガンベースの場合、

マグキャッチはこちら側から抜くため、
ロングタイプだと取り付けが出来ません。


なので、

こちら側から抜けるように、


フレームのこちら側も、

同じような切り欠きが必要になってきます。


そして、

素材は、こちらもお送りしたG10材!


で、完成したのがコチラ♪

1cm以上ある、厚めのG10材でしたので可能になりました。
それ以前に、純正互換のある形状に仕上げて下さった、
モデル工房Sさんの技術力が凄いのですけれどね~!
(マガジンのノッチにかかる部分なんてどやって成型したのか?
 不思議なくらい、『カッチり』とマガジンがかかります!)

また、ABSなどのプラ製の素材と違いガラス繊維の混入された
G10材なので、強度的にも全く問題ありません♪


そして、

ロングマグキャッチ化により、手の小さい私でも、
グリップを握り直さなくても、マグキャッチを押せる
ようになりましたぁ~。

Tanfoglioへの道 その4(フロント&リアサイト)

2014-01-27 00:06:00 | ∟Tanfoglio (KSCベース)

さてさて、
KSCのCzですが、システム7で作動が快調なのはいいのですが、
気になるのは、スライドの強度・・・

こんなに薄いんじゃ、ねぇ~?


ブリーチも固定しなければいけないので、

この形状では、


実銃のような、

スライドクッカーや、ボーマーサイトを乗せるのは
無理でしょうな・・・


では、どんなサイトがいいのだろうか?
実銃Tanfoglioは、全部ボーマーなんですよね~

どうせ、コンプは付けないし、タクティカルな使い方
のリミテッドガンなので、人型のターゲットを撃つのに
適したコンバットサイトにしようと思いました。
さて、いいサイトはないものか・・・

ありました~♪

実銃ではCz用になるのですが、『XS Sight』です。


M625製作の時も、

XSサイトにてお願いしておりましたし、
実用性は高いです。


これなら、

KSCの元のスライドの溝を加工しなくてもポン付けできますしね♪


で、

完成したものがコチラです。

なんと!贅沢にもG10材を使っております。
(スライドが割れてもリアサイトは壊れない!爆!)
フロントサイトはスライドに接着するため、
ABS素材です。


M625の

時のように、
蓄光材は使わず、シンプルにアクリルのホワイトです。


サイトピクチャーは、精密射撃には向いておらず、
ちょっと慣れも必要なのですが、マンターゲットや
動く標的には、狙いやすいサイトだと思います。

ただ、固定サイトで調整が出来ないので、
リアサイトがあと、1mm~1.5mm低ければ
ほぼ狙ったところに当たるのですが、
トイガンだから仕方ないですかね。


Tanfoglioへの道 その3(スライドの加工)

2014-01-24 00:06:00 | ∟Tanfoglio (KSCベース)

さてさて、

Tanfoglioをどこまで再現出来るか?!
あじゃさんの加工をどこまで減らす事が出来るか?!
このふたつの命題のため、KSCのCzとパーツの素材を、
大阪のモデル工房Sさんにお送りしました。

私は、モデル工房Sさんやてるぱ大臣さんと違い
機械加工の手順や仕組み、パーツの固定や加工の
限度などは、全く分からず、その加工の仕方なども
知らないので、『ここは、こういった形状に出来るか?』
『こんな形状のパーツは製作可能か?』、といった、
大まかなお願いしか出来ません。

私は『撃つ!』ことが前提なので、
大体、それらしい雰囲気であれば、
細かいところの再現や仕上げなどは
気にしないのですが、あじゃさんや、
モデル工房Sさんは、期待を遥かに
上回る加工でもって仕上げて下さるので
こっちが撃つのをためらうくらいです(汗)

ではでは、
まずはスライドの加工から行きましょうか♪


実銃のスライドは、このようなっております。

 ・ノコギリ状ではない大き目のセレーション
 ・『LIMITED』の刻印
 ・分解する時の目印のノッチが線から→点に

などが、Czからの大きな変更点なのですが、

他にもCzとは明らかに違う箇所がいくつもあるんです。


まず、フロントセレーションですが、

Czはスライド先端が薄くなっているので肉盛りして
フラットにしなければなりません。


また、バレル先端は、

Czは、ちょっと飛び出てるのに対し、
Tanfoglioは、ほぼ面イチ。
そしてロンリコ仕様となっております。


と、言う事は、

このスライドの厚みを同じにし、
スライド先端もかさ上げし、
ロンリコの穴を開ける、
と言う、かなりの大作業です。

でも、この加工により、元のCzの雰囲気が
ガラッと変わる、大変重要な箇所でもあります。


で、

出来上がったスライドはコチラ♪

凄いっ!ちゃんとTanfoglioになってるし!


刻印もキレイにバッチリ。


セレーションも綺麗ですし、

こちらにも『CAL 9×19』の刻印が。


ちなみに、

スライド先端のかさ上げは、このように
ABS素材からの削り出しで、KSCのABSスライドに
接着してあるようです。

セレーションは、ABSの板から削り出し、
それをスライドに貼り付けたような気が
するのですが、どうでしょうか・・・
モデル工房Sさん?
(※モデル工房Sさんのブログにて詳細が記事になっております♪)


それにしても、素晴らしい加工技術ですね!
ここだけ見ても、Czには見えませんから。

まだまだ続きま~す♪


Tanfoglioへの道 その2(モデルの選択)

2014-01-17 00:06:00 | ∟Tanfoglio (KSCベース)
Tanfoglio、タンフォリオ、たんふぉりお・・・

と、言っても、色々なモデルが存在します。

カッコイイと思ったこれだけでなく、


こんなのや



こんなモデルもあります。



でもやっぱり、

コレがいいかなぁ~と思ったり・・・。


と、まぁ、
最初はこんな感じで、どうしようか?と
考えていた訳です。

しかし、ですよ、
よくよく細かいところを見ていくと
難しいところもあります。

 ・グリップのマグウェル(というかマグファンネル?)
  の形状が複雑で、細部の形状も分からない。

 ・フレームがABSで、インナーシャーシの金属が前方に
  来てないので、C-モアの固定が出来ない。

 ・タンフォリオのリアサイトは、ボーマータイプですが
  KSCのCzのスライドでは、強度的にムリ!

他にも、
レースガンの顔でもある、コンプ部分ですが、
例え、てるぱ大臣さんに製作して頂いたとしても、
軽量なジュラルミン製でさえ、高速で左右に銃を振る
スピードシューティングでは、スライド前方のコンプが
錘となり、スライドの閉鎖不良が多発します。

(ブラゾスの時は、多かったです)


ボランドロングコンプの時は、MGCのコンプ自体がABS製

だったので、そんなに閉鎖不良はありませんでした。


これらを踏まえて、センチメーターの時は、
ショートリコイルをキャンセルし、ストレートブローバックの
擬似ショートリコイルモデルとしました。
インナーバレルとアウターバレル、コンプ、ロンリコが一体となっており

スライドの閉鎖に悪さは起こしませんでした。

と、なると、見た目はカッコイイコンプ付きのレースガンでも
作動の事を考えると、ちょっとキビシイかなぁ~と。
また、コンプ付きのガンだと、使用出来るホルスターも限られてくるので、
レースガンの定番である、トリガーガードでロックするタイプの
ホルスターも、加工された厚みの薄いトリガーガードでは、
耐久性が心配です。ドローの時は、かなり激しくヌイたり、
こじったりする事もありますからね。

そんな感じなので、
当初の予定のコンプ付きのレースガンから、
ダット無しの、タクティカルガン(リミテッドガン)を製作する事に
変更しました。結構、タクティカルでもカッコイイTanfoglioがありましてよ♪

これ見ると、Czのクローンだなぁ~と分かりますね。


これなんか、ベースのレースガンをリミテッドにした感じで

カッコイイですね!(あ、でも、マグファンネルの再現が・・・)

しかも、アウターバレルが、コーンバレルだし。
これもいいかなぁ~と思ったのですが、Czベースでコーンバレル化
すると、あの薄いスライドをさらに削って薄くしなければならず、
こちらも断念せざるを・・・


なかなか、

 ・カッコよく

 ・Czっぽく見えず

 ・KSCベースで再現が可能

なモデルって探すの難しいですね(汗)


と、

思ったら、やっとこさ見つけましたぁ♪

コレなんか、2トーンでカッコイイし、

コチラは、

エッジが効いてるし、最先端な雰囲気があります。

なので、再現するモデルは、
この2丁のいいとこ取りする事に決定しました。
モデルが決まったら、あとは製作に入るのですが、
ここでもちょと考慮しなければならない事があります。
それは、カスタムして下さるメインとなる、あじゃさんの
バックオーダーです(汗)
あじゃさんの手にかかれば、どんな無理難題(コラ~!)
も機械の手でもって、再現可能だとは思います。
しかし、あじゃさんはお忙しいので、負担が少なくなるよう
なるべく、あじゃさんの手を煩わさないよう、あじゃさんの
加工箇所が少なく方向で、製作をスタートしました。

トリガーガードのスクエア化で、一旦Czを戻して頂いたのは、
そういった理由からです。
(全部あじゃさんにお願いするのであれば、そのままお渡し
 しておけばいいのですからね~)

そして、
角トリガーガードになっただけの、ドノーマルの
KSCのCzが、材料と共に大阪へと旅立ったのでありました・・・



Tanfoglioへの道 その1(最初の難問)

2014-01-10 00:06:00 | ∟Tanfoglio (KSCベース)
さてさて、

KSCのCzを入手して、バシバシ撃ってみました。
さすがのシステム7、作動は元気よく逆に
壊れるんじゃないかと思うくらいです(笑)

しかし、Czから→タンフォリオを作るにあたり、
どうしてもまず最初にクリアしなければならない
問題があり、これが出来ないと、タンフォリオの
製作自体も出来ません。

その部分の加工ができるか否かで、このカスタムの
行く末が決まってしまいます。

どこかと言うと、ここです。

ノーマルのCzのこの形状を、


果たしてスクエアに加工できるか?!

これが問題でした。


シューティングで使う以上、トリガーガードで
ロックするタイプのホルスターでなくても、
後付けのトリガーガードでは、強度的に問題があります。
モデルガンや観賞用でしたらいいのですが、
あくまでも、切ったり貼ったりではなく、この元の
ABSを加工して、スクエアにしなければなりません。

こんな事が出来る人がいるのか?
いるんですね~(人じゃないかも コラ~!ヽ(`Д´)ノ)

実は一昨年、
(もう、一昨年になるのね~)
センチメーターを作った時に、

この、もとの↑スクエアのトリガーガードを、


当て木をして

熱を加え、

このような緩やかな

ラウンド形状にして頂ました。

で、完成した、

センチメーターのトリガー部分。


なので、今回はその逆パターンとでも言いましょうか?
2丁あるし、失敗してもいいので、トリガーガードの
スクエア化をとりあえず、あじゃさんにお願いしました。

さすが、あじゃさん!素晴らしい綺麗なトリガーガードに
仕上げて頂ました。
ついでに、トリガーにトリガーストップを付けたかったので、
キャロムのステンに加工して頂ました。

もう、これさえ出来れば、

タンフォリオの完成は夢ではないです。
そう確信した仕上がりでありました。
あじゃさん、いつも無理難題スミマセン・・・
ありがとうございます!