こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

あやかし草子 みやこのおはなし

2012-02-29 00:00:00 | 未分類
千早茜さん『あやかし草子 みやこのおはなし』を読みました。

笛を吹くのが好きな男に、鬼が死骸から作った女を与え、百日待つように言い含めた。
それまでに女を抱くと、死骸に戻ってしまうというのだ。
しかしその女は、なまじの女よりも清らかでなめらかな肌を持つのだ。
この顛末は?

ムジナ、龍、天狗など、様々なあやかしにまつわる物語が描かれています。
私は「ムジナ和尚」と「天つ姫」が気に入っています。

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カエルの歌姫

2012-02-28 00:00:00 | 未分類
如月かずささん『カエルの歌姫』を読みました。

花咲圭吾は、幼い頃から女の子に憧れていた。
そして、年を経るにつれて男らしくなっていく自分の姿に、嫌悪感を持っていた。
そんな彼には、女声を出せるという特技があった。

ある日、親友の流之助が、校内放送に歌声を流すためのアイドルを探しているという話に、
迷いながらも正体を隠して、動画投稿サイトを通じて自分の歌声を聴かせた。

それから彼は「雨宮かえる」という偽名で、流之助に自分の歌のテープを渡していた。

氷姫への恋心がめばえ、ついにはかえるの正体がばれたりと色々ありますが、
基本的には、青春ラブストーリーです。

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スワロウテイル/幼形成熟の終わり

2012-02-27 00:00:00 | 未分類
藤真千歳さん『スワロウテイル/幼形成熟の終わり』を読みました。

病のために、関東港の自治区に男女別で隔離された人間たちは、
第三の性である人工妖精と共に暮らしていた。
その一体である揚羽は、亡くなった後輩が葬式で動く死体になってしまった事件の謎を追う。
一方、自警団の曽田陽平は、人工妖精の顔剥ぎ事件とその事件そのものが消された理由を追っていた。

実は、これらは自治区を蝕む病の一端だったのだ。

虐げられた人と、自己欺瞞にもなる自己犠牲を発揮した人工妖精が生み出した深い闇。
私もどこかに持つのかもしれませんが、そこに溺れないように、
いくらかは自分に正直にならないといけません。

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福岡侍

2012-02-26 00:00:00 | 未分類
しらゆきさんに教えていただいた瀬口たかひろさんのコミックス『福岡侍』を読みました。

九州各県を、露出の多いギャル侍に擬人化し、その県民性や風物、名産品などを紹介したものです。

早速、福岡の県民性ですが・・・福岡が一番と思っていますかねー?
確かに、福岡市は九州一の都会でしょうけど・・・こういうところが嫌われる?

食に関しては、いわし明太とめんたいフランスはお勧めです。
あと、ひよこと千鳥饅頭は福岡発祥で、決して東京ではありませんので、お間違いなく。
疑われるなら、各メーカーのサイトでご確認ください。
ブラックモンブランは、九州で一押しのアイスです。
ごぼうのかき揚げのごぼ天うどんも最高。他の土地のごぼ天うどんは、
もしかして、蒲鉾類のごぼ天を入れているんでしょうか?

スーパーのマルキョウは、福岡市周辺なので、こちらではあまり見かけません。
北九州市では、スピナか、にしてつストアか、マルショクがメインではないでしょうか?
うどんに関しても、北九州では資さんが多いですね。小倉の屋台と同じく、おはぎも置いています。
小倉の屋台がお酒を出さないというより、無いのは事実です。
あ、そうだ、日本初の24時間営業のスーパー丸和の前にあります。
丸和も北九州のスーパーだっけ?

時間を守らないというのは初耳でした。私は、15分前には行きますよ。
6時前5分・・・確かに言いますねー。でも、6時5分前っち言われて、6時5分に行きませんよ。
博多っ子だけじゃないの?

とまあ、福岡だけに集中して感想を書いたのは、私が他県のことに詳しくないからで、
他意はありません。
本当は、福岡以外の風物や名産品についてもお勧めしたいのですが、長くなるので勘弁してください。

ちなみに、福岡の離婚率も高いというのは、載っていませんでしたね。
食が安くて美味しいと充実しているという面から、男の独り身も割りと平気というところが
あるのかもしれません。
何位かは忘れましたが、札幌と争うくらいはありました。

というわけで、載っていないことも書いてしまいましたが、旅行者にとって参考になるかどうか?
面白いのは確かなので、よかったら読んでみてください。

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煙とサクランボ

2012-02-25 00:00:00 | 未分類
松尾由美さん『煙とサクランボ』を読みました。

炭津が、街でからまれているところを助けた女性・立石晴奈。
待ち合わせをしていたようにごまかすために、行きつけのバーに誘った。
それ以来、そのバーで話をするようになった。

そんな時、炭津が、ある盗難事件を解決したことから、彼女の幼い頃に起きた
自宅への放火事件にまつわる不思議を解決して欲しいと言ってきた。

ある意味、よくある真相なのかもしれませんが、炭津の立場にある者にありがちな
人を超越した面に枷をはめたところから、導き出された結論なだけに、
驚かされました。

少し寂しい結末ですが、面白いミステリでした。

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