こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

仔羊の巣

2007-05-31 00:00:00 | 未分類
坂木司さんの『仔羊の巣』を読みました。

ひきこもりの友人、鳥井真一が風邪で寝込んでいたある日、坂木司は同僚から
同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。
通常ワトソン役の彼が導き出した答えとは?
また、木工教室を開くようになった木村栄三郎さんのもとで出会った男性、
そして地下鉄のホームで奇妙な行動をする少年の悩み。
また、クリスマスシーズンに、見覚えの無い女子高生が坂木に嫌がらせをする。
風邪が治った鳥井は、それらの謎を鮮やかに解明する。

有栖川さんやはやみねさんは、鳥井のことを、どうしても好きになれないとおっしゃっていますが、
基本的に、探偵役って嫌われ者で、人格破綻者が多いと思っていましたので、
私は、こんなものだろうと思っていました(^^;)
さらに、坂木もいい人かもしれないけれど鳥井に依存しているから、単純にいい人とも言えない気がします。

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図書館に行ってきました。
月末の館内整理日で休館だというのをすっかり忘れていました(;_;)
これで5回目くらい。学習能力があるのでしょうか?

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闇のパティシエ 2巻

2007-05-30 00:00:00 | 未分類
大野潤子さんのコミックス『闇のパティシエ』2巻を読みました。

糖尿病の両親を持つ小月は、遅くまで働いている彼らのために美味しい糖尿病食とデザートを作っていた。
陸上部に在籍する親友の日夏が、たびたび味見をしてくれていたのだが、マネージャーの星崎に知られて、
「闇のパティシエ」として、お客さんのかなり無茶と思える依頼に合わせてお菓子を作ることとなった。
彼らの風変わりな日常と友情と恋愛が楽しいラブコメディ(?)です。
今回で完結となるのは残念ですが、次回作で、どれくらい変な物語を描いてくださるか、楽しみでもあります。

大野さんの漫画は、発想が一風変わっていて、面白いです。

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酸素は鏡に映らない

2007-05-29 00:00:00 | 未分類
上遠野浩平さんの『酸素は鏡に映らない』を読みました。

高坂健輔は、公園で‘‘世界の支配者’’と出会い、二つの選択肢から選ばされた。
オキシジェンもしくは柊と名乗るその男は、力を得るためのヒントを健輔たちに与えた。
それにより、健輔たちは、命に関わる事件に飛び込んでいくことになる。

健輔は平凡な少年だし、池ヶ谷守雄は特撮もののヒーロー崩れでいまいち頼りにならないし、
唯一、健輔の姉さんが肝っ玉が太そうな感じがするくらいでしょうか?
特別な勇気を振り絞るわけじゃないけれど、少しの勇気とわずかな思いつきが、
事件を解決に導きます。
だからといって、その後の世界が素晴らしくなるわけでもなく、平凡な日常が続いていくわけですが・・・。
逆に、そういうところが面白かったですね。

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朝日のようにさわやかに

2007-05-28 00:00:00 | 未分類
恩田陸さんの『朝日のようにさわやかに』を読みました。

SFあり、ミステリあり、ホラーあり、ファンタジーあり、普通の話ありのバラエティーに富んだ
短編集です。

特に好きなのは、見立て事件の『水晶の夜翡翠の朝』
DJのかける曲に合わせてラジオ局に置かれる物のミステリ『あなたと夜と音楽と』
地球の運命に関わるSF『冷凍みかん』
深夜のホテルでルームサービスを運ぶボーイの遭遇するホラー『深夜の食欲』
政治的にかなり鋭いショートショート『いいわけ』
親の愛情と悲しみを描いた『おはなしのつづき』
あと『卒業』も面白いんだけど、スプラッタホラーなので、想像力はひかえめに(^^;)
ここに挙げなかった作品も、とても面白いので気が向いたら読んでみる事をお勧めします。

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DVDレンタル

2007-05-27 00:00:00 | 未分類
今日は、『時をかける少女』のアニメ版と『日本以外全部沈没』のDVDレンタルを見ました。

『時をかける少女』は、今回のヒロインが活発でしたね。
前の映画があるから、新鮮味には欠けるけれど、まぁ、良かったのではないかと。
そういや、原作を読んでいないんですよね。

一方、『日本以外全部沈没』は10代で原作を読んで楽しんでいたので、
今回の映画化は、期待と楽しみでいっぱいでした。
原作が、かなり毒のある作品なのですが、映画にしてしまうと生々しくて、
日本人の醜さに不愉快になりました。でも、ああいう事態になると
自分達の身を守るためにああなるのでしょうか?
まぁ、最後のどんでん返しを知っていたので、耐えられました。
基本的には、面白くて気に入っています。

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