三崎亜記さんの『となり町戦争』を読みました。
9月1日、舞坂町はとなり町との戦争を始めた。
そこには敵意も殺意も無く、日常生活の延長として、最も効率的かつ将来性のある事業として
行政により行われたのである。
主人公が偵察係であり、戦争の最前線にいるわけではないので、現実感に乏しく、
毎日戦死者が発生するにもかかわらず、ほとんどそれまでの日常生活と変わりなく過ごしていくところが
怖いです。
目の前に死をつきつけられたら怖さを感じるのかもしれないし、反発もするのでしょうが、
じわじわと流れに逆らう間も無く巻き込まれてしまうところも怖いですね。
戦争が日常になってしまう国が無くなりますように祈ります。
9月1日、舞坂町はとなり町との戦争を始めた。
そこには敵意も殺意も無く、日常生活の延長として、最も効率的かつ将来性のある事業として
行政により行われたのである。
主人公が偵察係であり、戦争の最前線にいるわけではないので、現実感に乏しく、
毎日戦死者が発生するにもかかわらず、ほとんどそれまでの日常生活と変わりなく過ごしていくところが
怖いです。
目の前に死をつきつけられたら怖さを感じるのかもしれないし、反発もするのでしょうが、
じわじわと流れに逆らう間も無く巻き込まれてしまうところも怖いですね。
戦争が日常になってしまう国が無くなりますように祈ります。