西国三十三か所ガイジン巡礼珍道中

図書館からクレイヴ・マクラクランさんの『西国三十三か所ガイジン巡礼珍道中』という本を借りてきました。
真夏に、徒歩と自転車で西国三十三か所を巡礼するという偉業を達成されたそうです。

ただ、これは男性だからできたことだと思います。
女性は、野宿や温泉センターの雑魚寝はできません。
かかる日数を考えると、ホテルに宿泊なんて、金持ちじゃないとできないなぁ、と思いますし。

日本人は、巡礼バスツアーで納経さえ人任せ、というのは耳の痛いところではあります。
お年寄りが多そうだから、バスを使うというのは仕方ないでしょうけれど。

そういうのを入れても、面白い本でした。
他にも、四国八十八か所のお遍路もされているようで、図書館で探してみようと思います。

こどもにも分かるニュースを伝えたい

週刊こどもニュースのおとうさんをされていた池上彰さんの本
『こどもにも分かるニュースを伝えたい』を読みました。
池上さんの記者を目指したこども時代から、実際に記者になってからの体験談などが、書かれています。
松江での新人記者時代から始まって、ロッキード事件、ホテルニュージャパンの火災事件、
日航機墜落事故のような大きな事件から、
島の運動会で、取材カメラが借り物競争に持っていかれたという、微笑ましいできごとまで、
興味深い話がたくさん盛り込まれています。
特に、ジャーナリストを目指す方には、必見です。

ファンタステック・フォー

映画『ファンタステック・フォー』を見てきました。
ヒーロー物で面白かったのですが、あまりにも典型的なので、映画館じゃなく、
レンタルビデオで見てもいいのではないかと思います。

映画と言えば、もうすぐ『この胸いっぱいの愛を』が公開されますが、
梶尾さんの話を伺う限りでは、レンタルビデオになってから見てもいいような気がします。
どうしましょう？

ユビキタス

ＳＦマガジン１１月号をやっと入手しました。
草上仁さんの著作『ユビキタス』です。

ユビキタス時代、人々は中枢神経系にイリジウムのアンテナを埋め込め、
２歳の頃からパーソナルスケジューラーを持っている。
彼らは、それを起動するためのコマンドを、自分で長い年月をかけてプログラムし、
その何百種類ものコマンドを、個人的身体言語として覚えている。

二〇三五年の、暑い七月のたった一分間。すべてのコマンドが働かなくなった。
人々はパニックに陥りかけたが、その短い時間に、それぞれが得がたい経験をし、何かが変わった。
この主人公の場合、それは一人の老婆だった。

近未来のネットワーク社会、ほとんどいつもネットにつながっている人々が、それが途切れることで、
何かを得る、そういう話です。
暖かな読後感がありました。とても好きな話です。

抗議？

昨日、飼い犬に餌をやり忘れていました。
今朝、あわててやりに行ったら、プラスティックの餌入れの底が割れていました。
餌をもらえなかったので、やつあたり？それとも抗議？
何だか、笑ってしまいました。
可愛いやつ。