こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

春季限定いちごタルト事件

2006-07-31 00:00:00 | 未分類
米澤穂信さん『春季限定いちごタルト事件』を読みました。

小鳩君と小佐内さんは、それぞれの理由で高校入学を期に小市民を目指すことにした。
誰かに危害を加えられても泣き寝入りするような・・・。
しかし次々と二人の前に謎が現れ、犯罪に巻き込まれていく。
目立たない生徒でありたいのに、様々なできごとが二人の心を揺さぶる。
小市民であり続ける事は難しい。

私はむしろ小市民なので、小佐内さんみたいに強く賢く容赦ない人になりたいです。
想像の中で仕返しすることで満足するしかない情けない奴です(-o-)

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レスキューウイングス

2006-07-30 00:00:00 | 未分類
トミイ大塚さんのコミックス『レスキューウイングス』ゼロと1巻を読みました。
航空自衛隊小松基地救難隊をモデルにしたコミックスです。

その仕事とは、脱出・遭難したパイロットの救出を本来の任務としているが、
その高度な技術と高性能な装備を生かし、災害派遣の形を受け、民間人の遭難者救出の任務もある。

物語の中では、若手の連中がただ助けたい一心で反射的に体を動かし、今のところ遭難者を
無事に救出できているが、このまま行くと二重遭難を起こしかねない危険性をはらんでいることを
上官が教えていかなければならない状況にあります。

この先、言葉で通じるのか体験してみないと解らないのか、確か2巻も出ていたように思えるので、
レンタルビデオ店に行ってみようと思っています。

同じタイトルで、小川一水さんの小説も積読状態なので(^^ゞ近いうちに読んでみようと思います。

今日は、1年ぶりにドリームキャスト版のプリンセスメーカー2をやったところ、
本を読む暇が無くなってしまいました。つい、はまっちゃって・・・(^^;)

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借りすぎた

2006-07-29 00:00:00 | 未分類
図書館で本をカウンターに持っていったところ、リクエストしていた本が入ったとのことで、
借りられる限度の10冊も借りてしまうことになりました。
来週の初めには別の本も入る予定とのことで、頑張って読まなくてはなりません。
リクエストも10冊限度まで出しているし、今月、大変なことになりそうな予感がします。

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チューリング・テスト

2006-07-28 00:00:00 | 未分類
SFマガジン9月号草上仁さんの短編『チューリング・テスト』が載っていました。

宇宙船の難破しやすいところで遭難してしまった「おれ」
よりにもよって『流れ出して』しまった積荷は、二ダースほどの緊急救難訓練用ブイだった。
救助訓練に使用するもので、訓練生が救助ミッションをシミュレートできるように、
緊急事態の陥った小型宇宙艇そっくりに振る舞うようにプログラムされている。
本物と偽者を見分けようとするよりも、全部を救助すればよいように思えるが、
数パーセクに散らばる複数のターゲットを追いかけるコストと人件費を受容する余地は無かった。

本物も偽者も「自分こそ本物だ、救助してくれ」と主張します。
偽者が本物の発言を学習しながら訴える光景が、笑い事じゃないけど笑ってしまいます。
いや、ホント、人間同士のののしり合いそのもので区別できません。
とっても面白かったです。

吉村作治の早大エジプト発掘40年展にも行ってきました。
ファイアンス製胸飾りが宝玉1つ1つに細工がほどこされていて、美しかったです。
あと、現物は見られなかったけれど、彩色階段が美しかったですね。階段1つ1つに
人物像が描かれていました。
どれも、手間暇がかかっていて素晴らしいです。

疑問としては、石に文字と絵が彫りこまれていたもので「ステラ」というものがあったのですが、
何に、どのようにして使われる物かの説明がありませんでした。
そういう使い道が説明されていないところがいくつかありましたので、調べられるなら調べてみようと思っています。

最後に、青いミイラマスクは美しかったのですが、薄暗がりの中で見たので本当の美しさは実感できませんでした。

付け加えるなら、こういう博物館に幼児を連れて来ないで欲しいと思いました。
わめくし走るしイタズラするしで、本当に迷惑。
子供なら、何でも許されると思ったら大間違いです。

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銀河のワールドカップ

2006-07-27 00:00:00 | 未分類
川端裕人さん『銀河のワールドカップ』を読みました。

表紙の通り、サッカーの話です。しかも小学生。
私はサッカーにあまり興味がないので、半分読むまでは読み続けるのが苦痛でした(^^;)
でも、縛られるのが嫌でチームを辞めた天才的な三つ子たちや、ダイエットのためサッカーを始めた玲華、
サッカーは下手だけど全体を俯瞰で把握できる翼など、少し本道から外れた少年少女が、
心の動きを追うほどに理解でき、魅力的に感じました。

更に、元プロサッカー選手で少年サッカーチームの名監督でありながら、
誤解が元で解任された花島のサッカーへの思いや、それだけに成長したところも魅力的でした。

試合中の細かな動きや心理状態も、目に見えるように描かれており、どんどん話に引き込まれていきました。
初めはぎこちなかったけれど、花島の自分自身で考えるようにさせるという指導のおかげで、
お互いにカバーし合い、能力を伸ばしながらチームらしくなっていくところが読み応えがありました。
最後の方の、なぜか軽く勝てそうな相手チームにぎりぎりで勝つような手抜きのように見られる試合も、
あとから聴いてみると、笑うしかありません。
こいつら、本当に世界を目指していたんだな、って。

彼らのその後も、自分に正直に生きているところが共感持てます。
どのような人生を歩むのか、楽しみです。続きは無いでしょうから、自分の心の中で・・・。

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