よいお年を

今年も一年間、読書感想ばかりのブログに来ていただいて、ありがとうございます。
今日も感想を書き込もうと思わないでもなかったのですが、ちゃんとご挨拶をしたかったので、
来年まで持ち越しです。
また、書き込みまでしてくださった方々にも、感謝しております。
よいお年をお迎えくださいませ。

夢違

恩田陸さんの『夢違』を読みました。

夢そのものを映像データ「夢札」として保存できる世界。
古藤結衣子は、予知夢を見ていることが認められた日本で最初の人物だった。
彼女の死後、婚約者の弟である浩章は、夢札を見て夢判断を行う仕事をしていた。

ある日浩章は、中央図書館で結衣子の姿を見かけた。
また、ある小学校では、子どもたちが八咫烏の夢を集団で見たり、
別の小学校では神隠しがあったりと、異常な現象が続く。

幻想的な事件が次々と起こるので、結末がどのように転ぶのかとても気になったのですが、
最後にもう一度どんでん返しがありましたね。
結末は好みが分かれるところですが、これは幻想なのかそうでないのかを迷わせつつ、
読者を最後まで引っ張っていく力が素晴らしいと思いました。
その過程がワクワクさせてくれて楽しかったです。
また、彼のその後も気になりますね。

てのひらの父

大沼紀子さんの『てのひらの父』を読みました。

女性専門の下宿屋タマヨハウスの家主であるタマヨさんが、アメリカにいる友達の看病のために、
突然、タマヨハウスを出て行ってしまった。
代わりに、タマヨさんはいとこのトモミさんに下宿の管理を頼んだ。

永瀬柊子を始め、様々な問題を抱えた下宿人を、トモヨさんは全力で守ってくれます。
心がほっこりと温かくなる読後感です。

映画「宇宙人ポール」

アメリカのコミケ・コミコンに参加するためにイギリスからやってきたグレアムとクライヴ。
ＳＦオタクの彼らは、さらに長年の夢だったアメリカのＵＦＯスポット巡りに
巨大なキャンピングカーで出発した。
道中、猛スピードで彼らを追い越した車がクラッシュした。
助けを呼ぼうと近寄った彼らを止めたのは、車から出てきた本物の宇宙人だった。

ＳＦ大会にも似たコミコンの雰囲気、気絶はしたものの最後までポールを送り届けようという心意気、
次々に立ちはだかる困難と協力してくれる仲間たち、他にこ色々ありますが
とても面白い映画でした。

ＣＤ『Ｓ．Ｓ．Ｄ．Ｓ．キャラクターソング愛の熱唱シリーズＶｏｌ．３Ｋｅｒｏ－Ｍｉｔｓ』

声優の速水奨さんが脚本を書いているドラマ＆歌ＣＤです。

今回のドラマ、私自身がイベントに参加していないこともあって、
三条光孝というキャラクターに戸惑いました。

なるほどー、Ｊｏｙ三郎国王の息子ですか？
今回のことで、父親との確執が無くなり、本当に良かったです。

それにしても、油断をしているとあっという間に話が先に進んでしまうので、
ぼんやりできませんね。
少なくとも、忙しいのを言い訳にせず、ラジオのチェックはマメにしたいです。

曲の方も「Ｈｏｐ　Ｓｔｅｐ　Ｋｉｓｓ」はポップでロマンティックですし、
「Ｎｉｃｅ　ｔｏ　Ｍｅｅｔ　Ｙｏｕ！」は優しい応援ソングで素敵でした。

次回は大風呂敷を広げるようですが、大丈夫でしょうか？
たたむのを忘れないようにしてもらいたいです。期待しています。

発売されて一ヶ月近くなるのに、今頃、感想を書くというのも遅すぎますね。
ごめんなさい。