゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

においと味の不思議⑥<おいしさの秘密>

2008-09-29 15:00:00 | 健康・病気

視覚や体調・・・味覚以外にも要因

100_0929多くの人は、「おいしさは、舌で味わうことで感                              じる」と思っている。しかし、われわれが日常生                              活でおいしくないと感じる場面を思い起こすと、                              おいしさには味覚以外にいろいろな要因がかか                             わっていることがわかる。塩気のないス-プは                               おいしくない。これは、塩がないのでうま味応答                             が増強されないからだ。この現象は、味を感じる                             味細胞で起きている。また、塩は、甘味も増強する。風邪をひくとお                  いしくない。これは、食品のにおいもおいしさになくてはならないもの                             だからだ。健康な人でも鼻をつまんで食べてみると、においが味に                               大きく影響することが実感できる。舌で感じる味とにおいをあわせて、                            「風味」という日本語が使われている。ゆですぎてのびたラ-メンは                              おいしくない。これは、蝕圧覚で感じられる適度な噛み心地が味の                              構成要素の一つであることを示している。また、冷めたラ-メンはお                              いしくないが、冷たいビ-ルはおいしい。このように温冷覚で感じら                              れる適度な温度もおいしさには欠かせない。雑誌や新聞のグラビア                             には、見るからにおいしそうな料理の写真もあるが、まずそうな料理                             の写真もある。視覚で感じられる彩は、特に日本料理には欠かせな                            い。ここまでは、五感を構成する感覚器で受容されている。また、満                             腹になるとおいしくない。仕事で失敗するとおいしくない。暑いといつ                               もおいしいものでもあまりおいしく感じないなど、体内の状況や外部                             環境によってもおいしさは左右されている。                                            (柏柳 誠=旭川医大医学部教授)

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