和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

偽装献金疑惑で秘書に泥を……

2010年01月30日 09時11分38秒 | 北斗七星
   ※ 北斗七星 ※

………………………………………………………………


宮崎の冬の風物詩である大根干し。高さ約6メートルはある三角形のやぐらに大根をつるして乾燥。その様は、白く輝くカーテンのようで壮観。




今年は大根の育ちが良く「例年より、やや大きい」と農家。大根を干すには、霧島おろしと呼ばれる乾燥した西風が最適で、旨みの素になる。厳しい気候の移り変わりに勝ったものが高品質の漬け物として店頭に並ぶ。ほかに「千切り大根」も有名た。




ところで、政界もいま、烈風吹きすさぶ冬将軍に襲われている。一国の総理と政権与党の幹事長が引き起こした政治とカネの問題は「観測史上」まれに見る出来事といえる。国民の信頼度は低下する一方だ。混迷する沖縄の普天間基地問題で、日米の間は、ぎくしゃくし、底が見えない景気の冷え込みは、失業率の大幅アップとなって国民の不安感が募る。




未曽有の経済不況、政治不信を乗り切るドラマを演じる主役は、「大根役者」には務まらない。大地に根を張る大根のように、寒風に耐え抜く度量と勇気、そして潔さが必要ば。




今年の干支は「虎」だが、実質は平凡なのに外観だけが立派なことを指す「羊質にして虎皮す」(揚子法言)という言葉が思い浮かぶ。前言を翻し、偽装献金疑惑で秘書に泥を被せて知らぬ顔を決め込んでいては、「大根」に笑われまいか。


                   (尚)

2010年(平成22年)
 1月30日(土曜日)
 【聖教新聞より転載】

最新の画像もっと見る

コメントを投稿