今日も元気に洸介がサッカーの試合に行く。
洸介がサッカーを始めてからずっと朝試合に行く時、玄関で決まって言う言葉がある。それは、『今日観に来る?』『後から来る?』この一言が嬉しくて、暑くても、寒くても、雨が降っても、サッカーを観に行っていた。そして今朝も、玄関で洸介は私に聞いてきた。、『今日観に来る?』『後から来る?』と・・・
私はこのごろサッカーを観に行っていない。
洸介がクラブチームのセレクションを受けると決めたとき、試合に出れなくても、ユニフォームが着れなくても、彼が頑張るなら試合を観に行き応援すると、決めたはずだった。
でも今、私は観にいくことができない。ベンチで戦況を見つめながらじっと座っている彼を見たら、自分に負けて『もう我慢しなくていいんだよ。試合に出てもいいよ。前半だけなら、いやいや、ちょっとだったらいいよ』って言ってしまいそうな自分がいる。洸介には、『今はもうちょっと我慢。』とか『絶対焦っちゃダメ。』と、言い聞かせているはずなのに、もう一人の自分が、『ここまで我慢したんだから、しっかり走れんだから、リハビリであそこまでボール蹴れるんだから、もうプレーしてもいいよ』。と言ってしまいそうな気がする。
洸介だって、オヤジだってこのジレンマと必死に戦っているのに、先頭きって負けてしまいそうな私がいる。だからサッカーを観に行けない。
明日も洸介が、『今日観に来る?』『後から来る?』って聞いてきたら、私は明るく、『母さんには韓国ドラマが私を待っているから観にいけない。』と言って送りだそう。
それが私にできる、精一杯の心遣いであり、強がりなのだと思う。
もうちょっとだけ・・・・
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