コウスケたちのチームは、昨日(7/10)下関市の中学校に招待され、下関市内のクラブチームとともに、トレーニングマッチを行った。25分ゲームを4本。20分ゲームを2本。いろいろな経験値を上げるためのトレーニングマッチだ。
その学校は大変由緒ある学校で、趣き豊なたたずまいに満ちていた。
しかし、サッカー場というハードウェアとしては、決して恵まれていなかった。
先ず、広くない。ジュニアユースサイズのコートを取ると、グランドのほぼ端っこに、コーナーキックのサークルがある。コーナーキックを蹴るための助走が満足に取れない。
ペナルティエリアのすぐ外に、なだらかな山があった。野球のピッチャーマウンドだ。右サイドには大きな窪みがある。多分、雨の流れ道なのだろう。クランド全体を見ても、平らでないところが沢山ある。いや、むしろ平らな場所が少ない。
もちろんグランドは土のグランドだ。滑るし、砂埃が烈しい。従って、踏ん張りも利きにくい。
コウスケたちにとっては、かなり粗悪なグランド状態である。でも、今回呼んでいただいた中学校の選手たちにとっては、普通で当たり前の、日常的なグランドである。
コウスケたちのホームグランドは天然芝1面・最新の人工芝2面。彼らは最高の人工芝でナイター練習をさせていただいている。大小さまざまなゴールもふんだんに用意されている。
よく考えたら、信じられないほどの恵まれた環境で、信じまれないほどの優良な指導を受けさせていただいている。
『コウスケたちよ。君たちはグランドやコーチに恵まれているよ。』
トレーニングマッチの会場で、別のクラブチームの選手から、「コウスケ、県トレどうだった?」と声を掛けられていた。「オレ、落ちたけど(選考会で不合格になったということ)、お前、受かっただろう。がんばれよ!」
招待してくださった中学校の保護者から、「ねえねえ、あの子(コウスケのこと)、去年のK招待の時のMVPの子じゃない?」
お陰さまで、いろいろな方に認知されている。
『コウスケ、君は、サッカー選手として恵まれているよ。』
いろいろなことを、よくよく考えてみると、コウスケ或いはコウスケたちは、極めて恵まれた環境と状態にある。
おせっかいなオヤジは、おせっかいにも、こう言わざるをえない。
”恵まれていることに感謝しなさい。”