紅と福の週便り

紅太郎は虹の橋へ旅立ってもブログの中ではずっっっと一緒です。弟福太郎の成長を優しく見守ってくれることでしょう。

不思議なできこと

2013-02-10 08:33:01 | 紅太郎の日常
紅太郎が旅立ってから一週間。あの日からずいぶん時間が経ったようなような気がします。数日は、仕事をこなしてもその後、押さえられない悲しみに涙が溢れる毎日でしたが、木曜日くらいから不思議と一旦は遠くへ行ってしまった紅太郎がそばに帰って来ているような気がしました。そして金曜日。とっても不思議なことがありました。

金曜日の夕方、紅父と紅太郎の眠る慰霊碑にお参りに行った時のこと。 泣きながら手を合わせていると、後から「ミュ~」と鳴き声が。見ると紅父と私の間をするりと通り抜け、ふわふわ白毛の猫ちゃんが私と紅父に体をすり寄せて来たんです。頭を撫でてといわんばかりに顔を上げるので撫でてあげると、今度は背中も・・。紅父と私に何度も交互に撫でられて満足したのか、少し離れてちょこんと座ってこちらを見ていました。 猫ちゃんに慣れている方にはよくあることかも知れませんが私たちにとっては初めての、しかも泣いている最中のできごとだったのでびっくり。でも紅太郎が猫ちゃんを遣わせて「ありがと、おとしゃん、ありがと、おかしゃん。もう泣かないで」と言っているような気がしてとても気持ちが軽くなったのです。「ありがとうね。ありがとうね。」と猫ちゃんに何度もお礼を言いながら慰霊碑を後にしました。

紅太郎の認知症の症状が出始めてから旅立つまでの約3年間は以前のような表情が見られなくなり寂しく思っていました。介護に関しても、皆さんはよく頑張ったと言って下さるけれど、私の中では「あの時こうすればよかった・・」と悔やむことも数々あって、旅立ってからもずっと胸の奥が苦しかったのです。その苦しみをこの不思議な出来事がすっと取り除いてくれました。 笑われるのを承知で「紅のお遣いだったかも」と紅父に言うと「いや、そうだよ」と真顔で言うので私たちはそう思うことにしますね。そう思うことで、紅も満足して旅立ったと思えますし、形としては目の前にいないけれど、紅の魂は確かに存在すると思えます。紅との散歩コースももう泣かずに歩くことができます。一緒に歩いていると思うと楽しいくらいなのです。散歩が出来なくなって2年あまり・・その苦しみから解放されて今は自由にぴょんぴょん走り回ることができるのですから。

まだしばらくは時々ふと涙ぐむこともあると思います。でも「紅、大好きだよ」と口にすれば、天国でお友達と遊んでいても「ぴゅ~~」と飛んできてくれる気がしますので寂しさが和らぎます。 それと・・・ ↓ は紅の使っていたフリースの毛布。紅の毛と肌触りがとっても似てるんです バスタオルを丸めてくるんで両端をゴムで留めただけの抱き枕? 寂しくなったらこれを「ムギュ~~」と抱きしめることにしました これなら簡単に外せて洗濯できるので何度だってムギュムギュできます 


(たまたまそうなった)キャディー型抱き枕




私が笑えば紅も笑う、私が泣けば紅も泣く、
私が走れば紅も走り、私が跳ねれば紅も跳ねる、
私がもりもり食べれば、紅ももりもり
胸一杯新鮮な空気を吸えば 紅も気持ちいい!   

私が幸せなら・・・紅も幸せ


そんな風に思いながら暮らしていこうと思います


前々回、前回と思うままに感情を書き留めてしまって・・皆さんに悲しい思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした でも、もう大丈夫です

たくさんの励ましのお言葉・紅への温かいお言葉本当に本当にありがとうございました


紅ブログは私たちが紅に会いに来るためにも、何かふと書きたいことがあった時書き記すためにもできるだけ残してゆきたいと思います








コメント (13)
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