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何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

SDRで短波放送を聞いてみる(10)

2025-02-20 16:06:49 | 電子工作

2025年2月19日(水曜日) 晴れ

   水晶発振回路は何とか50MHzを発振してくれるようになりました。
 次はこの50MHzを2逓倍して100MHzの高周波を得る工作です。
 50MHzを両波整流(検波?)すれば100MHzの脈流が得られる
はずですが・・・

   基板が狭くて工作はしづらかったですが、何とか組み立てました。

 

 コイルなどの部品を取り付けたので水晶発振回路に影響を与えるのでしょう。
 なかなか50MHz発振をしてくれませんでした。
 何度も何度も繰り返してやっと50MHzが出てきました。

 
 さぁ、これをダイオードで両波検波すればいいはずなのですが・・・

 検波しても脈流(直流)になりません。
 元の交流(50MHz)のままです。
 検波コイルの出力をオシロスコープで見てみると出力の大きさに
大分差があります。

 

 コイルの巻き方が悪いのかな?
 巻き方を変えてみました。

 初めのコイルは1次コイルを巻いて、次に2次コイルを巻いていく方法でした。
 1次コイルに近い方の2次コイル出力が大きくなるのです。
 これが拙いのかな?


 そこでこ1次コイル、2次コイルを平行に揃えて巻きました。
 その結果、二次側の出力は大きくなってくれましたが、依然として
検波出力は交流(50Hz)のままで脈流(直流)は得られませんでした。 

 

 このあと、いろいろ滅多やたらと波形の観測をしましたが どうやっても両波検波
波形は観測できませんでした。

    切り貼りランド基板は基板全体がグランドレベル(電源のアース側)のはずですが
切り貼りランド(全面がグランドのはず)にオシロスコープのプローブ端子をあてると
強力な波形が現れます。 
 ❝グランド❞に電圧が誘起されているのでしょうか・・・・・。
 オシロスコープに現れる波形は真実の波形ではなく、出力波形と❝グランド❞に誘起
された電圧波形が合成されたものではないかと思います。

 今まではマイコンのテストとか ❝0❞ ❝1❞ の判定ばかりだったのでプローブの
リード線を長くして作業をやりやすくしていましたので高周波となるとその辺も
影響しているのでしょう。
  
 それにオシロスコープのチャンネルごとに表示される波形も同一タイミングのもの
なのかも疑問です。
 「同期」の掛け方(AUTOとかSingleとかAlternateとか)があり、
その種類によっても同時に現れる波形の位相が変わります。

 

 コイルの出力を観測してみました。
 コイルの同一端子なのに波形の位相が180度ずれているのです。 

 

 画面には同一時刻の情報のように見えているけどズレているのではないか?
という気がしました。
 同期の掛かり方を調べてみました。 Single 設定でした。

 
 同相の波形が見えました。
 しかしこれが本当に同時刻のデーターたかどうかはわかりません。

 

 設定を Alternate にしてあります。

 

 オシロスコープは今まで長い間使用してきましたがこんなことを
気にしたのは初めてです。
 Single だとか Alternate だとか何がなんだか
わかりまえん。
 また勉強する項目が増えてしまいました。
 時間ばかりかかって疑問ばかりが増えていきます。 やれやれです。

                 (続く) 

 

 

 

 


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