何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

VHF発振回路の実験

2020-08-22 08:47:24 | 電子工作
2020/08/21(金曜日) 晴れ

今、VHF発振回路の実験をしている。
うまくいったらVHF発振回路の同調部分にバリキャップを組込み、
それに鋸歯状波を咥えて容量を変化させてスイープ発振するVFOを
作りたい。
以前、UHF帯エアーバンドの電波を探るために同じようなVFOを
作ったことがあるが、今度はそのVHF版を作ろうというわけだ。
だけど発振回路の工作はなかなかうまくいかない。
オイらの工作は発振しては困る増幅回路ではやたらと発信して手を焼く
のに、発振して欲しい発振回路では安定な発振をしてくれず、手こずる。

回路を何度も組み直してやっと安定に発振してくれるものができた。

回路図はこんなもの。
同調回路には0.9φ銅線を直径9mm、5回巻き(高さ10mm)のコイルと
4pF~65pFのトリマコンデンサを組み合わせている。
これで約50MHz~113MHzを発振する。
電源電圧は9V。 コレクタ電流が約2mAで安定に発振してくれた。




実験中の様子。





発振周波数ごとのスペクトラム。
余計な(高調波?)?・低調波?)が沢山出ている。
でも、SDRドングルで受信(HDSDR及びSDR#)で確認してみると見つからない。 


NWT-4000でスイープした100.15MHz。 同時に50.18、32.48にもスペクトラムが出る。


SDR#で確認してみる。
100.15MHz付近のスペクトラム。 急峻な波形が出ている。


50.18MHz付近のスペクトラム。 何も出ていない。


32.48MHz付近。 何もでていない。



NWT-4000でスイープした112.76MHz付近のスペクトラム。
同時に56.43、37.69MHz付近にスペクトラムが現れる。


HDSDRで受信して確認すると・・・

112.76MHz付近のスペクトラム。 急峻な波形が出ている。


56.43MHz付近には何も出ていない。


37.69MHZ付近には何もでていない。


NWT-4000によるスイープでは主波の下の方にスペクトラムが表示されるが
HDSDRとSDR#で確認してみるとその周波数付近にはスペクトラムは出ていない。
多分、イメージかと思う。

この実験では50MHzから113MHzぐらいまで安定に発振することが確認できた。
スペクトラムの波形は急峻で幅も狭くてGOODだ。
試しにオシロスコープで波形を見てみた。





なかなか綺麗なサイン波が見えた。
これで一応、トリマコンデンサとコイルの組み合わせではきれいな発振が
できることが確認できた。

さぁ、次はトリマコンデンサをバリキャップに変更して発振させられるか
実験してみよう。

コメント (2)
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