2018/11/28(水曜日) 晴れ
スペクトラムアナライザーみたいなものを作ってみようと思ってまず初めにスイープ発振回路の実験をしてみた。
あれこれ苦心して鋸歯状波を作ってそれを発振回路のバリキャップに加えて100MHz~150MHzぐらいを
何とかスイープ発振させることができるようになった。
このスイープ発振出力を検出する実験では有り合わせの吸収型周波数計を鉱石ラジオの代わりにしてみたが、
感度が低いし選択度も甘いのでやっぱりスーパーヘテロダイン式の受信機が必要だと思ったのだが・・・・・・・
何だか電子工作への熱意が萎えてしばらく休止状態になってしまった。
先日、部品箱を見てみたら「IF増幅回路を作るのに使ってみたら」と工作友人がプレゼントしてくれたIFTとか
セラミックフィルタがあった。
そうだ、このIFTとかセラミックフィルターの特性を調べてみよう。
ずーっと昔にトランジスタラジオを作ったことがある。
その時のIFTもたくさんある。
当時は測定器としては帯域幅1.5MC/Sのオシロスコープ(CRT・真空管式)とグリッド・ディップメータ、
それに400KC~30MCのテストオシレータがあったのでそれで調整をしたが成果は???だった。
今は一応50KHz~300MHzまでの測定ができるトラッキングジェネレータがある。
先ずはこれを使って何か波形を見てみることにした。
工作友人がプレゼントしてくれたIFT(7mm角)とセラミックフィルタ。
455KHzのセラミックフィルタは貴重品?だと思う。
事前準備。
小さなIFTやセラミックフィルターにリード線を半田付けしたが目が見えないし、手が震えるしなかなか難しい。
測定開始。
トランジスタ回路用のIFTはサイズ10mm角のものと7mm角のものがある。
ロートルのオイらは10mm角のものしか使ったことが無い。
そして初段用(黄)、段間用(白)、終段用(黒(検波段))の3種類がある。
コアーに色が塗ってあって識別できる。
10mm角のIFTの周波数特性? 3種類で微妙にことなる。 こういう測定は初めてやってみた。
10mm角のIFT(白)と7mm角のIFT(白)との比較。
455KHzセラミックフィルタ(NO.1)の波形。 ちょっとレベルが低い。 故障かな?
同じフィルター(No.2)の波形。 レベルが大きい。
これは黒い色をしたセラミックフィルタ。 「MURATA」の刻印がある。
この実験では測定器とフィルタ(IFT)との結合は単純に配線しただけでインピーダンスマッチングだとかいう
難しいことは考慮していません。
だからただ波形を見ているだけ(波形を見るのが好きなんです・・・・)です。
まぁ、いちおうフィルタらしい波形がみられたので安心しました。
さぁ、IF(455KHz)増幅回路の工作を始めよう・・・・(と思っています)