千鳥足こと博多のおいしゃんの独り言

戦国時代の西洋との関係2・・

朝鮮出兵ば目論んだ秀吉は肥前国名護屋城に最前線基地ばおき
そっから出兵させたとばってんがキリシタン大名ば率先して
出兵させ。その財力ば削いで行きました。

出兵でかかる費用の穴埋めにフィリピン(スペインの植民地)に
目ばつけそこの金ば得て朝鮮出兵の出費に充てろうと考えたとです。
当時、秀吉はフィリピンに密使ば送ったて言う資料も残っとりますけんね・・
信長に続きまたもやイエズス会の目論見が狂うて来たとです。

秀吉の唐入(朝鮮出兵)は気狂いか?て言われますばってんが
西欧からのアジア侵略ばいち早く掌握したうえでの考えであった
て言う説が今では考えられてますとょ・

その時、世界の流れが変わってきますと。
時のスペイン国王と秀吉が相次いで亡くなったとです・・・・
もちろん相次いで朝鮮に出兵した大名は命かながら帰国します。

ご存じの通り、日本は以後徳川の世に移ってきます。
一方ヨーロッパでは新興国のオランダが台頭して来とりました。
オランダはスペインやポルトガルと違い宗教侵略やのうて
貿易て言う純粋な商売でのし上がってきました。
今の株式会社のもとになる「東インド会社」は有名ですね。

オランダは日本の銀に目ばつけます。
※黄金の国ジパングて言われますばってんが日本では金の産出量は
 そう多くなく逆に輸入しよったほどで銀が主流です。

豊臣と対立しとった家康にオランダは大砲ば売りつけます。
関ヶ原の戦いで優柔不断の小早川秀秋の陣に大砲打ち込んで
出陣ば促したとは有名な話。これで関ヶ原は一気に東軍に傾きますと。
秀秋はこれば期に鬱になり早死にしてしまいます。

大坂の陣でも家康が大坂城に大砲打ち込んで淀君が右往左往したとは知ってますね?
豊臣勢ば打ち負かし世は家康の江戸時代に移ります。

この頃までは日本の武士は世界で一番強力な軍隊です。
そしてイエズス会の中国侵略も失敗に終わります。
ばってんが歴史の通りのちの西欧諸国のアジア植民地化は近代まで続きます。

一方、西欧諸国ではイギリス・アメリカが台頭してくるとです。

徳川幕府は鎖国令ば出し一部中国とオランダだけに通商ば許し
長崎の出島がその拠点となり「長崎奉行」が置かれます。
日本ではそれまでの東洋医学に変わり蘭学が浸透してきます。

そいけん今日本人が使う言葉もオランダ由来のものがいっぱいあるとに
びっくりします。
エレキ・ビール・ポン酢・シロップ・コックさん(シェフはフランス語)
ゴム・ギヤマン(ガラスも)・ピント等々・・・

世界から入った技術ば日本人は見事に吸収しその技術力で
進化させていきます。
一方、徳川太平天国の世になり消費するだけの武家社会は衰退し
商人が台頭してきます。
「武士は食わねど高楊枝」プライドと沽券だけにこだわる武士は
将軍さえもプライマリーバランスは危うい状態です。
敵がおらん日本の軍事力はどんどん世界から置いてけぼり・・

気が付けばペリーが黒船で浦賀にやってきて空砲打たれて
右往左往する始末です。
そいけんその後の明治政府もかつての武士だけではやっていけんで
商人たちも国政に取り込んでいきます。
武家や貴族の力だけやのうて商人・平民も含めた「全日本」で世界に
相対してきたとです。
軍隊も武士上がりだけや無うて国軍ば創設します。

今のお花畑の日本に似とらんですか?
銭儲けだけに走り太平天国の世の中で危機管理はアメリカの
安保に頼りっきり・・・
気が付けばペリーのごと隣国から侵略一歩手前
挙句はミサイルまで飛んでくるまで気が付かん!

明治維新で日本人が気が付いたごと今まさに日本の国益ば
考えんといかんです。
日本が成り立った国土から世界に稀にみる海山の資源に恵まれ
民族的な思想・道徳観は世界に誇れるとは日本人は判っておらんけど
世界で一番恵まれた地に生まれ育ってきたとですよ・・

先人が守ってきたこの奇跡のごたぁ日本ば守っていかないかんです。
先人がなんて言おうとも日本は日本ていう主義主張ばはっきり
世界に示してわが国ば世界に主張せないけません。

戦国時代から西欧の考えに流されんかった先人見習って
日本の行く末ば見直さないかんです・・

明日は自民党総裁選・・・・・・・・
どげな結果になるか?あんまり期待できんおいしゃんです・・・

戦国時代の西洋との関係、完結です!チャンチャン

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