カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

不良姿勢な、キっくん

2009-03-04 18:00:48 | 本日の患者さん
「彼女が姿勢が悪いと盛んに言うのですよ。あごを引け、背中を伸ばせ、お尻を引っ込めろとうるさいのです。しかし、よい姿勢をしようとするだけで背中が痛くなってしまうのですよ」

ちょっとウルウルまなこで訴えるキっくんは、アメリカ人の大男だ。なぜか流暢な日本語をしゃべる。
キっくんは若い頃空手で鍛え上げ、筋肉隆々。現在もスカッシュを欠かさない。
キっくんの発達した胸の筋肉を前にして、貧弱な肉体の持ち主徳さんたじたじ。

そんなキっくん。よい姿勢が保てないには当然、理由がある。
背筋、腹筋のバランスが悪いのだ。
人よりどんなに背筋力があろうと、キっくん自身の中では腹筋に比べ背筋が弱いのだ。
体をバランスよく鍛えるのはなかなか難しい事であるのがよく解る。

キっくんには超基本の背筋の伸ばし方を理解してもらった。

キっくんには猫背のために上背部に二ヶ所、胸椎が右に回転している所があった。
横突起に沿って指で軽く圧迫するとキっくんが悲鳴を上げる。
そこをグリグリして本日のキっくんへの施療は終わり。

実は、これはおまけ。
大男に軽い刺激で悲鳴を上げさせるのが、最近の徳さんの密かな趣味となっている。
徳さんの人間性なんてそんな程度だ、、、。