カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

ストレス性頭痛な、カっくん

2009-03-02 19:36:43 | 本日の患者さん
「今は、みんなを励ますのが仕事ですよ」

カっくんの言葉が印象的だった。

カっくんは自動車関係の中小企業の社長さん。
このご時世で励ます方も、励まされる方も大変だ。

今日、カイロを受けるために会社を出ようとする直前、下請けの会社の倒産の報せがあったそうである。
「電話に出ると長くなりそうだったので、そのまま来ちゃいました」とおっしゃるカっくん、今日の訴えは頚の張りと頭痛だ。

カっくんは肩口猫背が強く、ただでさえ頭の帽状腱膜の緊張を強いられるのに、強いストレス下では頚椎の1,2番がズレてしまう。
頚椎の1番は輪の形状をしており2番が軸の関係になっていて、ちょっとした筋肉の緊張で他の関節より狂いやすい。
徳さんは頚椎のその部位を背骨のカナリヤと呼んでいる。
頚椎1,2番の関節は環軸関節と呼ばれ、大後頭神経や大耳介神経が出ていて環軸関節のズレが頭痛に直結する場合が多い。


日頃、世界中を飛び回っている猛烈社長のカっくん。
年齢は徳さんより少し上だから60代半ばといったところ。
何時までも無理が続く訳がない。
一昨年は胃潰瘍の手術。昨年は憩室炎による出血で入院。持病としては不整脈がある。

会社も大事だが御身も大事だ。
仕事と健康の兼ね合いに知恵を出して下され、カっくん。

徳さんにとってショックだったのは、酒好きだったカっくんが酒を断ったことである、、、。