岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

ベルギー映画『トリとロキタ』ダルデンヌ兄弟作品を観ました。

2023-04-21 21:41:53 | ゆる山 鬼ノ城

アフリカからベルギーに流れ着いた10代になったばかりと思われる少年トリ。

一緒に旅をしてきた10代後半の少女ロキタ。姉と弟ということになっている。

トリは養護施設に収容されて一応生活は出来ている。

ロキタは生活していくには就労ビザの発給が必要だが難しい。

トリは施設内にいれば生活できるのだが、ロキタのことが心配で一緒に行動をする。

ロキタはドラッグを売ることで小銭を稼ぐしかない。

しかし、闇の世界は冷酷でロキタを追い詰めていく。

なんとか救おうとするトリ。

 

アフリカから欧州へ避難する人々の映像はテレビでよく観る。

なんとか入国できたとして、その後はどうなっているのだろう。

この映画は、知らないことをよいことに目を背けている現実を見せる。

この現実に日本も国と国民ごと、目を背けている。

 

この映画を観ればもう「知らない」で済ませることはできない。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

ウクライナに平和を!

 

 


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