岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

水野スウさん「女たちのおしゃべり会」で『たいわ・けんぽう』を語る。

2018-10-27 20:50:38 | 安倍改憲退治

水野スウさん(「紅茶の時間」主宰石川県在住)のお話を聞かせていただきました。

「女たちのおしゃべり会」は、岡山市内にある「コットン古都夢」で月1回のペースで開催される「自分らしく生きるをテーマにした」講座です。

この会の主宰は、市場恵子さん。

女性の会のようだけれど少数ながら男性も参加します。

市場さん曰く、「男性も壁を越えなくては」。

では、お話し会の内容です。

『たいわ・けんぽう BOOK+』

2018年9月15日発行!安部三選直前です。

安倍さんが三選すれば今秋にも改憲論議になると、大至急出版された本です。

それだけに最新情報が満載です。

 

4枚の画像を載せます。

スウさん持参のペーパーです。

まず日本国憲法の最後に部分です。

第10章です。

憲法が、さいこうほうき(最高法規)であることが書かれています。

97条、98条、99条からなります。

97条です。

以下が日本国憲法の文章です。

第97条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
 
※基本的人権をわかりやすく説明していただきました。
 
 
 
 
第98条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
  日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。
 
第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
 
※憲法は、公務員が守らなければならない!!国民ではないのです。
 
12条です。
 
 
12条する! いい言葉です。
 
第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
 
※不断の努力って大変だ! と思われるかもしれないけれど。「普段の努力」とも。言い得て妙です。
 
13条です。
 
第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
 
※終戦まで、個人より国家が優先でした。その反省の元に、個人こそなにより尊重されなくてはならない。「生産性」なんていう言葉が入り込む余地はないのです。
 
安部政権が大急ぎで改憲スケジュールを進めようとしています。
 
先回りしようではありませんか。
 
つづく
 
※画像暗くてすみません💦
 
※主催者の市場恵子さんがFBに当日の様子を掲載されています。
転載させていただきます。
 
午後1時~4時。スウさんによる憲法カフェ。タイトルは『どんな人も、身の丈に~平らに話す&平和に生きる』。最近、出版された『けんぽう・たいわBOOK』(マスカットorメロン本)をもとにお話しくださいました。スウさんが黄色の紙にマジックで大きく書いてくださった言葉が、①集団的自衛権のカクギケッテイ②そのままマジック③表裏④「ありがとう」とひきかえに。
途中休憩中、因島のIさんから「はっさく大福」をご馳走になりました。真備のHちゃんからは岩手のお土産「南部せんべい」。私は倉敷で買ったマスカット・巨峰の豆菓子をお土産に。。。
今回、おしゃべり会初参加という方も多く、スウさんのお話をご一緒に聴かせていただくことができてよかったです。「憲法は権力者を縛り、私たち国民を守るためにあるってことを今日初めて知りました」と言って帰られました。それぞれの暮しの中で「12条する」を実践していけたらいいなと思います。
国会で3分の2議席を確保し、憲法改正(自衛隊を9条2項に挿入など)を強引に推し進めようと目論む安倍政権。無力感を感じることもあるけれど、あきらめることなく、声をあげていきたいと思います。「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」(マハトマ・ガンジー)

転載終わります。

長文お読みいただきありがとうございました。

 
 
 
 
 
 

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