年末は、肝炎問題の一応の解決に、与謝野氏が動き一定の成果を得た。
こたびの、暫定税率の奇策「つなぎ法案」で、国会混乱必至の事態にも
与謝野前官房長官の助っ人があった。
今の国会は先が読めないのだが、その中でも少々先が見えている人はいる。
それが与謝野氏だが、彼の助言を再び聞いたのは、福田氏だ。
さすがに総理も他の党員よりは見えている。
なら、今の幹事長と官房長官(名は言わぬが)は、まったく見えて . . . 本文を読む
私の頭の中は?だらけで困るのだが、
最近、細川瑞子先生の「知的障害者の成年後見の原理」を読んでいると
またまた「なんぞや病」に落ち込んでしまう。
初歩的であり、かつ、根本的な概念「民主主義」についても、実は
あやふやな知識しかないことがよくわかる。
例えば、トクヴィルが書いたという「平等化を進める民主主義が...」という
文章を読んで、民主主義と平等が関連ある単語ということに違和感があった。
こ . . . 本文を読む
今夜、暫定税率の期間限定法案が提出された。
暫定の暫定である。
与党の人間も頭を使うようになった。
今までなら、こんなに頭を使うことはなかっただろう。
介護予防にもいい。
昨日のTVタックル石原議員が、後10年暫定を続けさせてほしいと
懇願していた。そうすれば、もうその後はいらないらしい。
で、今まで5年更新だったのが、10年更新にしたいという。
この論理は誰が考えても通らないと思うぞ。
とこ . . . 本文を読む
交通機関を乗り換るために、都会を通ることがある。
その時に、楽しみにしているのが、「ビッグイシュー」購入だ。
この「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する」本は、
87号目だけれど、目に触れることができない人も多いのでは
ないだろうか。
都会を中心に、街立ちで販売している。
定価300円だが、そのうち160円が、販売者の収入になると、
表紙に書いてある。
で、今回の87号は、「人生相談」特集で . . . 本文を読む
1月23日に書いた入院中の方を再び訪問した。
(他に2名の方を見舞った。昏睡状態の方、もう直ぐ退院の方と)
この方は、少し不安定な行動があるとのことで病室がかわっていた。
入室すると目を覚ましておられた。
眠りたいが寝られないという。
身体を動かせないのだから、寝られないのはわかる。
とてもつらいことだ。
直ぐ、わたしを理解していただけた。
私は骨折した部位を聞くのだが、難聴のせいか、よく理解 . . . 本文を読む
今回は、2006年7月に遡って、研究者の発言を読んでみたいと思います。
研究者はこの改正をどのように捉らえていたか。
白澤正和先生講演:
全国地域包括・在宅介護支援センター協議会18年度研修会
(18年7月10日)より
「介護保険2005年改正」二つの問題点:
1:介護予防を言い過ぎてきたきらいがある。
現介護保険で一番大切なのは、重度のケアだが、この3年、
新設の介護保険施設計画はほとんどない . . . 本文を読む
今日は、手術後1週間を過ぎた利用者の方を見舞った。
片足が足先までギブスで固定されている。
耳が遠い方なので、会話はスムーズではない。
病室に入ると私に気づかれた。
眠ろうとしているのだが、眠れないという。
私の名を口に出し、「ありがとう」と手を合わさられる。
私は、手を合わされるには値しない人間だが。
実は先週、この方の事故(転倒骨折)の話を聞いて、
こころの深いところで、感じていたものがあ . . . 本文を読む
1月22日付毎日新聞夕刊「論壇 早読み斜め読み」から
なかなか興味深い内容だった。
孫引きになるのを避けたいが無理ですね。
まず、宮台真二が『現代』で書いた内容:
世の共通前提のひとつだった知識人と大衆が信頼しあう構図と
その崩壊が書かれている。
そして、今の日本には社会全体とかかわり、大衆向きにものを
語れる知識人がいないという。
官僚や技術者の中にいる「専門バカ」が暴走しても、歯止めがない。 . . . 本文を読む
読書会のためのメモからです。
第23章 べでるの家の「無責任体制」→管理も配慮もありません。
ある不審火事件への対応にべてるの原理原則を見る。
べてるの家が借りている教会のガレージ内でぼやがあった。
火事はやばい。消防車が出動し、地域からは「厳しい目」が向けられた。
消防署からは「責任者の呼び出しがあった。
「責任者の呼び出しがあったけど、責任者って誰だっけ?」
結論:「みんなで行こう」。ぞ . . . 本文を読む
今日の冷たい風は、自転車で家庭訪問している身にきつかった。
訪問宅では、暖房があったりなかったりだ。
多くの家では、テレビのスイッチが入っている。
在宅のお年寄の友達は、ダントツでテレビの出演者だろう。
テレビが壊れた時は寂しくて大変だったという。
すぐに新しいテレビが到着した。
日頃は軽蔑されるテレビ番組が多いが、多くの人の拠り所に
なっているのだ。
最後に訪問した一人暮らしのお宅では、国会 . . . 本文を読む
藤間繁義先生のお宅を訪問した。
奥様から、懐かしい話を聞いた。
もう10年以上前に先生の退任最終講義に出席した。
学生時代から何十年ぶりだっただろう。
昔もよくわからない講義だったが、最終講義もなかなか
理解できなかった。
しかし、先生が教育者としての人生を歩みだした理由は
よくわかった。
先生は戦争後、東京の大学に入学し新たな道を探していた時に、
YMCA活動の青年牧師ディーン・リーバーさんに . . . 本文を読む
昼休み研究会の当番だった「べてるの家」講読があった。
「弱さ」とは、「強さ」が弱体化したものではない。
「弱さ」とは、「強さ」に向かうための一つにプロセスでもない。
弱さには弱さとして意味があり、価値がある。
べてるの家には、独特の「弱さの文化」がある。
内容をみんなで話し合った。
このような考えかたに馴染みがないわれわれは、
でも「強さ」がなければ役所も進んでいかないしねー。
という話になる . . . 本文を読む
というタイトルの接遇研修を受けた。
1年に一度、この研修がある。
3時間という長さだが、とても勉強になった。
内容もだが、講師の話の視野の広さと気配りには圧倒された。
この講師は、50歳まで地方公務員を職業とし、退職後は
NPO活動や講師に活躍しておられる。
有能の公務員だったことは間違いがないが、50歳で方向転換し
未知の世界に飛び込んだというのは生半可なことではない。
リストラならいざ知らず . . . 本文を読む
1月17日は忘れられない日だ。
友人をふたり失った。
慌しい日々の間に葬儀も終わり、参列できなかったことが今でも
悔やまれる。
恩師である山口光朔先生は前年に亡くなられていたが、
園長をされていた幼稚園が全壊してしまった。
震災から数日後に現場に駆けつけると、門は閉じられ、立ち入り禁止の紙が
貼られていた。
つらい思い出だが、その後、この幼稚園は介護施設として再生した。
以下の文章は2007年1 . . . 本文を読む
早めに仕事を切り上げる。
この町は夜が早い。
外は真っ暗だ。
自転車に乗って、酒店に寄る。
駄菓子を二袋買う。
会は7時からだから、近くの市立図書館で
本の座り読み。
「山と渓谷」「サンデー毎日」を眺めていると時間になる。
会場の会館まで夜風の中を一走り。
会館の鍵を開ける。
部屋の暖房をつけてしばらくすると会員が集まってきた。
お茶のセットを持参した会員が準備をしてくれる。
みかんと駄菓子 . . . 本文を読む