「働くこととは」について考えることは、
「働かないこととは」を考えることと表裏である。
「働くことができる人」が「働かない」ことに対する批判は多い。
「勤労」は国民の義務だというから、義務を果たしていないと
批判することになるのだろう。
では、若くして財産を作り、リタイヤする人は非難されるの
だろうか。所得税や、消費税を払っているから、それは個人の
自由ということか。
では、「働く」ことは働 . . . 本文を読む
窓の外に、竿にぶら下がった洗濯物があって、
その向こうに5月の桜の樹が見える。
2ヶ月間で、葉も色濃くなり力も増した。
窓から入る風もまだまだ心地よい。
日曜の午後の一刻、本を読みながらとめどもなく考えを
めぐらしている。
昨日は、遠くの図書館にいった。
その街の歴史を知るには図書館がいい。
郷土の本は、その街にいくのが一番だから。
もちろん、閲覧しかできない。時間が限られるから、
その地方の映 . . . 本文を読む
私の現在の関心事として「働くとはどういうことなのか」がある。
すると書店で「働くということ」という、ぴったりの題名の本を
見かけた。
こんなタイトルの本はまずないと、タイトルだけで買った。
ロナルド・ドーアさんの本である。中公新書から出ている。
サブタイトルは、「グローバル化と労働の新しい意味」とある。
私たちは人生の大切な時間の大半を「働くということ」に
費やしている。しかしこの働くという行為 . . . 本文を読む
「近畿圏における高速鉄道を中心とする新たな交通のあり方に
関する調査報告書」(以下、調査報告書)が2002年に
(財)関西交通経済研究センターから発行されている。
この費用は今話題の日本財団から助成されている。
この本を一読すれば、近畿圏の鉄道に何が求めてられているか
(だれから)よくわかる。
委員の中にはJR西日本の綜合企画本部長(5月19日掲載)が
いる。宝塚線のATS-SW設置を遅らせたセ . . . 本文を読む
「SA計画」推進のために、本社から、キャラバン隊を
編成して各支社に啓蒙(既に死語)を図った。
「1.本社から支社、直接部門に出向いての指導、
トレーニングを徹底した。
2.本社内に推進会議を設置し、各部門との連携をとって、
全体体制を推進した」
そして、2年間後の自らの総括はどうだったか。
「道半ばの評価」とある。成功はしていない。
どの程度の検証をしたかわからないが、
「職場、個人ごとに . . . 本文を読む
信楽事故について、具体的な記述がない「新世紀へ走る
JR西日本のあゆみ」であるが、
「社員の取り扱いの誤りによる重大事故が連続して発生」と
信楽事故1件に特定しない上に,「社員の取り扱いの誤り」と
言いきり事故原因を単にヒューマンエラーに帰している点が
気にかかる。
当時の新聞によれば、
1.定時運行によるプレッシャーと
2.信号システムの不具合が指摘されている。
ならば、今回の事故と深層にお . . . 本文を読む
表題の「....の歩み」は、1987年~96年の間の
JR西日本について、JR西日本自身がまとめた大部の本である。
安全対策について書かれた部分が少ないがある。
その部分を抜き出してみよう。
「平成4年末には社員の取り扱いの誤りによる重大事故が連続して
発生し(信楽事故他をさすと思われる)運輸省から当社に
警告書が発せられた」
ここから安全のための対策が始まる。
「このため各支社に新たに設置し . . . 本文を読む
あらためまして、なくなられた方々の冥福をお祈り申し上げます。
また、入院中の方々(重体の方も6名いらっしゃると聞きました)
にお見舞い申し上げます。
ご遺族、ご家族、友人の方々、思いをあらたにされていることと
お察し申し上げます。
このようなことが再び、繰り返されないためには、国民の厳しい目が
不可欠だと思っています。
今日は、昨年からサポートしている「無年金訴訟」の
大阪地裁判決が午後にありま . . . 本文を読む
JR西日本の過速度ダイヤを国交省が根本的に改定せよと
言っている。
国交省自身が、スピード違反といっているのだ。
しかし、JR西日本が自分で制限速度を決め、それが違反速度と
国交省が事故が起こった後に追求するのは、おかしくないか。
ダイヤ編成自体は、国交省はノーチェックという。
ならば、JR西日本がダイヤを「効率重視」で、無謀な編成を
していてもそれをチェックできないことになる。
これでは一企 . . . 本文を読む
最近、よく新聞記事にもなっている「訪問販売リフォーム」被害。
表面化(被害届の提出)していないケースが多く被害実態が
よくわからない。
しかし、大変な数に上るのではないか。
行政も実態調査に積極的に取り組んでほしい。
実は、実家の両親も被害にあっているが、被害者という自覚が
乏しい。
「騙す」より「騙されるほうがよい」とまで言っている。
これでは、悪質業者は楽なもんだ。
実家は古い一戸建で、住ん . . . 本文を読む
先週、水島議員の質問に対する政府側の答弁の情けなさを書いて
いたら、地元の国会議員がMLに「なるほど」ということを
書いていた。少し引用させていただく。
「先日、新聞記者さんが、おもしろいことを言っていました。
『この法案はあまりにひどい。厚生労働省もこのまま成立させる
気はないでしょう。わざと問題点の多い法案を提出して、そこを
民主党に攻撃(批判)させて、その部分を修正させることと
引き換えに . . . 本文を読む
私たちは、マスコミを通じて、事故の究明の進展状況を
日々見ている。
その意味でマスコミの究明への取り組みは重要だ。
一市民でできることはほとんどない。
ゆえに、マスコミ批判があるにはあるが、マスコミの
役割は大きいし、マスコミなくして究明はないとまでいえる。
ところで、今回のケースは、直接原因に関しては県警や調査委が
徹底した究明をするだろうが、肝心なJR西日本の体質との
関係を審らかにできるか . . . 本文を読む
この4月から、無年金状態にある元学生や被保険者の配偶者に
特別障害給付金が「福祉的処置」として給付されることになった。
月4~5万円である。
この給付金自体は「それはよかった」と思っていたら、
とんでもないことが待っていた。
もう障害年金はあきらめろという判決がでた。
裁判内容は「学生無年金障害者訴訟ニュース」を。
http://park18.wakwak.com/~munenkin/
京都地 . . . 本文を読む
NHKの国会中継を観ることがなかなか出来ない。
たまたま観てもなかなか終わりまで観ることのできない人が多い
と思う。(とにかく退屈な質疑が多い)
その点、インターネット中継と録画は本当に便利だ。
質疑が気にいらなければカットカットと飛ばしてみればよい。
今日は、水島広子議員の中継をたまたま観ることができた。
彼女の著書は、必要にかられて読んだことがある。
「こころの病」に効く本である。身近な人 . . . 本文を読む
安全対策が遅れていたJR西の中で、特に福知山線がなぜ遅れ
続けたのか。
どのレベルでの判断か、知りたいと思っていた。
19日の毎日新聞で少し見えてきた。
「新型ATS(自動列車停止装置)設置がJR西日本の社内で
00~02年に予算要求され続けたのに投資決定は03年9月と
なり、事故発生時に間に合わなかったことが18日分かった」。
「99年2月に片町線(学研都市線)で投資決定(導入は02年)
し . . . 本文を読む