こぐま経済研究所ブログ

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グローバル・ソブリン・オープンと上場外債投信の比較

2010-01-25 14:54:30 | 日記
国際投信投資顧問が運用する資産規模4兆円超の投資信託「グローバル・ソブリン・オープン」(以下、グロソブ)に、新しいライバルが現れた。日興アセットマネジメントの「上場インデックスファンド海外債券」(上場外債)だ。高格付けの外国債券に投資する点はよく似ているが、運用手法や運用コストには違いがある。

「グロソブから乗り換える人も出てくるのでは」。上場外債の運用が始まったのは昨年9月。個人投資家たちのブログで、グロソブと上場外債を比較するコメントが相次いだ。2つの商品には共通点が多いからだ。どちらも投資信託という金融商品で、外債に投資して毎月分配金を支払う点も同じだ。

日経 25日朝刊
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契約型投信のグロソブと上場投信(ETF)の上場外債では、相違点もあります。上場しているということは、株式などと同じでマーケットがオープンしている間、いつでも売買ができます。株式と同様に指値注文や成行注文が可能です。グロソブは、翌日夕方に確定する基準価額で取引されます。外債投資なので、基準価額の確定は2営業日後になります。また、グロソブがアクティブ型投信として、ベンチマークを上回る運用をするのに対して、上場外債は、インデックス連動投信。そのため、信託報酬は、上場外債の方が低くなります。長期運用前提で考えるとこの信託報酬の差額が大きく現れてきます。

個人的には、ライバル投信というよりは、まったく運用形態の異なる投信と認識しております。