日本モデルから、中国モデルに

新年の新聞やテレビを見ると、２０１０年を迎え、今後の１０年間を占う記事が多く目にとまります。その中で、日本のものづくりについては、今後どうなるでしょうか。日本の技術力と品質は、今まで世界を牽引し、結果ＧＤＰ２位の経済大国として成り立ってきました。そのため、ある意味、日本のものづくりこそ世界標準との考えを持っている日本の技術者も多くいらっしゃることと思います。

反面、日本のものづくりの品質基準は相当に厳しく、品質管理部門の細部に渡るチェックなど、ここまで品質を追及しなければいけないものなのか、考えさせられることも多々あります。

これから先、グローバル化の進展を考えると、それぞれの市場にあったものづくりをすべきだと思います。

日本のスタンダードがそのうち、世界で通用しなくなる時期が来るのではないでしょうか。そのためのコストも価格に上乗せされると、他国の市場では、思うように販売できなくなります。当然ですよね。

市場ごとの消費者ニーズに合わせて、商品・市場ごとの品質基準管理が今後は必要になってくるのではないでしょうか。