こぐま経済研究所ブログ

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米住宅着工4%減 12月 09年通年は最低の水準

2010-01-21 14:39:05 | 日記
米商務省が20日発表した2009年12月の米住宅着工件数は季節調整済みの年率換算で55万7000戸となり、前月に比べて4.0%減った。昨年前半の最悪期は脱したものの増加に弾みはつかず、一進一退が続いている。住宅市場が低迷している上、失業率は高止まりしており、家計部門を重荷となって景気回復の足取りは鈍いままだ。

2009年の年間住宅着工件数は前年比38.8%減の55万3800戸で、統計上比較可能な1959年以降で最低水準を記録した。

政府は住宅の初回購入者などへの税還付を当初期限としていた昨年11月から今年4月まで延長。住宅着工に約半年先行するとされる「着工許可件数」は昨年12月に年率換算で前月比10.9%増の65万3000戸となり、先行きには明るい兆しもある。

日経 21日朝刊
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2009年の米年間住宅着工件数は、2008年の90万5500件から55万3800戸へと大幅に落ち込みました。2009年に発表された着工件数(季節調整済み)では、7月に発表された59万3000戸が最大で、60万戸を超えることはありませんでした。2009年11月から2010年4月まで税額優遇が延長されましたが、雇用の回復と、給与の増加が見込めないと住宅購入のための長期ローンを組んでの購入に踏み切ることは難しそうです。それにしてもサブプライムローンはなんだったのか。住宅の値上がり益期待だけで高金利の借入をしていたわけですが、冷静になって考えてみれば、いかに危険な商品だったかがよくわかります。

ところで、日本の方が着工件数多くないでしょうか?11月までで単純合算で72万3049件あります日本は9月以降前月比プラスが続いています。