こぐま経済研究所ブログ

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投資信託の決算情報に関して

2010-01-18 14:22:14 | 日記
一般の企業は、半年、1年といった会計期間を定めて、決算を行い、その間の経営成績および期末時点の財政状態を開示します。決算報告とは、簡単にいうと企業等の経営成績、財政状態の報告になります。

投資信託も決算があります。運用報告書を通じて開示されます。投資家から資金を集めて、証券を購入。これらは資産計上されます。負債には、未払いの信託報酬など経過勘定項目が掲載されますが、基本的に借入金などはなく、負債の部は、資産の部と比較して、金額的にはかなり低い金額になります。損益計算書には、有価証券売却損益や受取配当金の情報などが掲載されます。

これらの情報は、運用会社のHPや金融庁の電子開示システムEDINET(インターネット経由、無料)などで閲覧が可能です。

追加型の投資信託では、日々純資産および基準価額が計算され発表され、この価格情報を元に売買や売却を行います。貸借対照表や損益計算書といった財務諸表までは作成しませんが、保有資産・負債の計算は、毎日行い投資家に情報提供しているのです。